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エネルギーコスト高騰を受け、英国がジャックドー・ガス田の承認へ

著者: OilPrice.com·

重要ポイント

  • BBCの報道によると、アンディ・バーナム首相は今月末までにジャックドー・ガス田の開発を承認する見通し。
  • ジャックドーとローズバンクはシェルとエクイノールの合弁会社アデューラが運営しており、ジャックドーはピーク時に英国のガス需要の6.5%をまかなえるガスを保有。
  • 当初の承認は、気候影響が考慮されていないとして環境団体が提訴し、裁判で取り消された。
  • 運営側によると、ジャックドーのインフラは99%完成しており、今年冬にもガス生産を開始可能。
  • ウッド・マッケンジーの推計では、英国の商業的に採算可能な石油・ガス埋蔵量の90%はすでに枯渇している。
エネルギーコスト高騰を受け、英国がジャックドー・ガス田の承認へ

アンディ・バーナム首相は、今月末までに北海のジャックドー天然ガス田の開発を承認する見通しだと、BBCが報じた。同報道は匿名の情報源を引用している。

ジャックドー・プロジェクトはローズバンクとともに数年前に開発承認を得ていたが、環境保護団体が、開発が気候に与える影響が考慮されていないとして提訴し、承認は取り消された。この法的異議は、新しい化石燃料生産が英国の法律で定められた2050年のネットゼロ達成目標と両立するかをめぐる長年の議論の中で提起されたもので、この目標は同国の近年のエネルギー政策を大きく方向づけてきた。しかし、石油と天然ガスの価格が高騰し、輸入エネルギーへの依存が深まる今、優先順位は見直されつつある。北海産出量の減少により、英国は長年、石油と天然ガスの純輸入国であり続けており、世界の価格変動への影響を受けやすくなっている。

「私たちはしばらくの間、石油と天然ガスの使用をやめることはできない。それが事実だ」と、バーナム首相は就任直後、エネルギー政策への実務的なアプローチを示しながら述べた。「問題は、それを加速活用してエネルギー転換の費用を賄えるかどうかだ」とも付け加えた。

ジャックドーとローズバンクは、シェルとエクイノールの合弁会社であるアデューラ(Adura)が運営している。ローズバンクには推定3億〜5億バレルの原油が含まれ、ジャックドーはピーク時に英国のガス需要の6.5%をまかなえる量のガスを保有していると、運営当事者は説明している。

ウッド・マッケンジーなど一部の観察筋は、採算に見合うほどの石油・ガスが残っていないため、北海の石油・ガス産業の再活性化を試みる価値はないと主張している。同社の推計では、英国の商業的に採算可能な石油・ガス埋蔵量の90%はすでに枯渇している。しかし、石油・ガス価格が高騰する今、この見方は揺らぐ可能性がある。

シェルとエクイノールによると、ジャックドーのガスは今年冬にも生産開始でき、必要なインフラはすでに99%完成しているという。

一方で、環境保護団体の反対が収まる可能性は低い。今週には、急進派団体ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)が数か月ぶりとなる抗議活動を開催した。

イリナ・スラヴ執筆、Oilprice.com掲載