金、200日移動平均と2026年レンジの38.2%戻しを上抜け
重要ポイント
- •金は最新の取引で約90ドル上昇し、買い手が市場の主導権を握った。
- •この動きは米ドルの広範な下落に支えられており、金がドル建てで価格付けされることが背景にある。
- •金は200日移動平均付近の4,500ドルと、4,573.87ドルの38.2%戻しを上抜けた。
- •38.2%戻しが現在もっとも近いリスク判定支持水準であり、200日移動平均は二次的な支持水準として残る。
- •次の主要なテクニカル目標は2026年レンジの50%中間点である4,768.93ドルで、これは5月7日と5月12日のスイング高値とも一致する。

金の買い手は今週前半、米ドルの広範な下落に支えられて価格を大きく押し上げた。この上昇により、価格は100日移動平均の4,391.78ドルから離れ、200日移動平均の4,501.13ドルへ向かった。米ドルの動向はこの話の中心にある。金は米ドル建てで取引されるため、通貨の方向性は金価格をみるうえで最も注目される要因の一つである。
前の取引では、金は買い手と売り手が主導権を争うなか、200日移動平均を上下に行き来した。200日移動平均は資産の長期トレンドを示す指標として広く注目され、100日移動平均は中期トレンドを追う指標であるため、これらの線の上か下かはテクニカル投資家の強い関心を集める。最新の取引では買い手がより強く押し上げた。金は現在、日中で約90ドル上昇しており、200日移動平均をさらに上回る水準まで伸び、2026年取引レンジの38.2%戻しである4,573.87ドルも上抜けた。
この戻し水準はフィボナッチ・リトレースメントのグリッドに基づく。フィボナッチ数列から導かれる比率を使って、価格が取引レンジの中でどこまで戻ったかを測る標準的なテクニカル手法であり、ここでは金の2026年レンジに適用されている。
分析によると、このブレイクアウトによって買い手の主導権は強まった。4,573.87ドルの38.2%戻しは、さらなる上昇モメンタムを狙う買い手にとって、現在もっとも近いリスク判定水準となる。その下では、4,500ドル近辺の200日移動平均が引き続き重要な支持水準となる。これらの水準を維持できれば、テクニカルなバイアスは引き続き上向きに傾く。
次の主要目標は、2026年取引レンジの50%中間点である4,768.93ドルとなる。この水準は5月7日と5月12日のスイング高値とも一致しており、上昇モメンタムが続く場合、このエリアは重要なテクニカル目標となる。
要するに、分析では買い手がより強い主導権を握っている。200日移動平均、そして現在は38.2%戻しを上抜けたことで、強気バイアスが一段と強まった。4,573.87ドルを上回って推移すれば、さらに上値を試す焦点が維持され、次の主要な上値目標は4,768.93ドルとなる。
出典: ForexLive