XTransfer、UAF登録完了に伴いチリで越境決済サービスを開始
重要ポイント
- •XTransfer Chile SpAはチリのUnidad de Análisis Financiero(UAF)への登録を完了し、現地法人が同国のアンチマネーロンダリング監督枠組みに組み込まれました。
- •この登録により、チリにおけるXTransferのコンプライアンス基盤が強化され、同市場の企業向け越境決済ソリューションの提供能力が支えられます。
- •中国がラテンアメリカ諸国と締結した初の自由貿易協定の下、中国・チリの二国間貿易は2005年の70億米ドル超から2025年には669億500万米ドルへと約10倍に拡大しました。
- •XTransferの2025年のラテンアメリカからの決済代金回収額は前年比94%増となり、うちチリからの回収は79%増加しました。
- •同社は、チリ、ブラジル、メキシコ、コロンビア、アルゼンチン、ペルーなどラテンアメリカの主要市場において、適格な輸出企業に現地通貨建ての回収口座を提供し、バイヤーは現地決済経由で支払い、輸出企業は人民元(RMB)への換算・決済が可能です。

グローバルなB2B越境貿易決済プラットフォームであるXTransferは、XTransfer Chile SpAがチリのUnidad de Análisis Financiero(UAF)への登録を完了したと発表し、これは同社のラテンアメリカ拡大における重要な節目となりました。UAFは資金洗浄およびテロ資金供与への対処のために金融取引を分析するチリの金融情報機関であり、登録の完了により現地法人が同国のアンチマネーロンダリング監督枠組みに組み込まれます。この登録は、チリにおけるXTransferの現地コンプライアンス基盤を強化し、同市場の企業向け越境決済ソリューションの提供能力を支えるものです。
XTransferは国際貿易に従事する中小企業(SME)へのサービスを専門とし、越境貿易やコンプライアンス要件への対応とともに、国際的な代金回収と支払いの簡素化を支援しています。
中国・チリ間の貿易成長が越境決済需要を牽引
中国・チリ自由貿易協定は、中国がラテンアメリカ諸国と締結した初の二国間自由貿易協定であり、2006年に発効しました。中国税関のデータによると、二国間貿易額は2005年の70億米ドル超から2025年には669億500万米ドルへと、20年間で約10倍に拡大し、中国は長年にわたりチリの最大の貿易相手国であり続けています。
XTransfer自身のデータも両国間の貿易関係の深まりを反映しています。2025年のラテンアメリカからの決済代金回収額は前年比94%増となり、うちチリからの回収は79%増加しました。
輸出決済のボトルネック解消
こうした成長にもかかわらず、多くの輸出企業は依然として「輸出は簡単だが、代金回収は難しい」というボトルネックに直面しています。ラテンアメリカのバイヤーは現地通貨での支払いを好むことが多い一方、輸出企業には適切な回収手段が不足している場合があります。米ドル決済には為替コストや越境手数料が発生する可能性があり、換算・決済・送金入金後の工程は資金繰りを遅らせ、履行に影響を及ぼしかねません。そのため企業には、支払い・回収・決済・送金を網羅するフルチェーンのソリューションが必要です。
これに対応するため、XTransferはグローバルな現地回収ネットワークとライセンスを持つ金融機関との提携を活用し、チリ、ブラジル、メキシコ、コロンビア、アルゼンチン、ペルーなどラテンアメリカの主要市場において、適格企業に現地通貨建ての回収口座を提供しています。チリ・ペソ、ブラジル・レアル、メキシコ・ペソなどの通貨に対応しています。バイヤーは現地の銀行口座から現地決済システムを通じて支払うことができ、輸出企業はXTransferを通じて人民元(RMB)に換算・決済することで、資金回収を加速し資金利用率を向上させることができます。UAF登録により、2025年に回収額が79%増加したチリ市場において、この仕組みに正式なコンプライアンスの層が加わりました。
「UAF登録の完了は、ラテンアメリカ拡大における重要な節目です」と、XTransferのシンガポールおよびラテンアメリカ地域CEOを務めるViolas Xiao氏は述べました。「XTransferは、規制された市場への投資を継続し、越境ビジネスに参加する中小企業を支援するため、決済インフラを強化していきます」と同氏は付け加えました。