WTI原油先物、4月17日以来の大幅下落で82.61ドルで引け
重要ポイント
- •WTI原油先物は82.61ドルで引け、当日7.50%下落した。
- •今回の売りは、WTIにとって4月17日以来の最大の日次下落となった。
- •価格は100時間移動平均、200時間移動平均、7月上昇分の38.2%戻しを下回った。
- •84.08ドルの200時間移動平均は、より中立的な短期見通しに戻るための重要水準である。
- •80.30ドルを下抜けると、77.93ドルから79.18ドルの支持帯が意識される。

WTI原油先物はこの日、82.61ドルで引け、前日比6.70ドル安、7.50%安となった。4月17日に価格が9.86%下落して以来、最大の日次下落であり、地政学的緊張の緩和を受けてエネルギー市場全体で大きな売りが出た。
今回の下落は、WTIを一度に複数の広く注視されるテクニカル水準の下へ押し戻した。市場参加者がリスクを再評価する局面では原油価格が急変し得ることを示す動きでもある。WTIは100時間移動平均の87.42ドル、200時間移動平均の84.08ドル、そして7月上昇分の38.2%戻しである83.42ドルを下回った。これらの下抜けにより、短期的なバイアスは売り手優位へより明確に傾いた。
今後注目すべき重要水準は、84.08ドルの200時間移動平均である。この水準を、特に持続的な勢いを伴って回復すれば、売り圧力が和らいでいることを示し、見通しはより中立的な方向へ移る。価格がその水準を下回る限り、売り手が主導権を握る。
下値では、次のテクニカル目標は7月上昇分の50%戻しにあたる80.30ドルである。この水準を下抜ければ、下方向のモメンタムが強まり、77.93ドルから79.18ドルの次の主要な支持帯が視野に入る。