ニュース株式9月相場は下落で始動、金利上昇を受けSandisk、Intel、Marvellが下落

9月相場は下落で始動、金利上昇を受けSandisk、Intel、Marvellが下落

著者: Coincentral·

重要ポイント

  • Novartisは、remibrutinibが再発型多発性硬化症を対象とした第III相試験2本で主要評価項目を達成したことを受けて上昇した。
  • 同薬はteriflunomideと比べて再発率を低下させ、MRI所見や障害進行でも改善を示した。
  • RobinhoodはMorgan StanleyのOverweight格上げと目標株価150ドルへの引き上げを受けて上昇した。
  • 利回り上昇を背景にリスク選好が低下し、AI関連株と半導体関連株は寄り前取引で下落した。
  • NIOは8月の納車が35,836台と前年同月比14.5%増だったものの、決算前に下落した。
9月相場は下落で始動、金利上昇を受けSandisk、Intel、Marvellが下落

火曜日のウォール街は9月相場の初日から圧力を受け、株価先物が小幅安で推移するなか、国債利回りの上昇が投資家心理を慎重にし、リスク選好を弱めた。

9月は歴史的にS&P 500にとって最も弱い月とされており、この日の序盤の値動きもその季節性を反映した。企業の発表が相次ぐ局面に入る中、市場参加者は個別企業の決算や製品ニュースが金利上昇による重しを相殺できるかを見極めていた。

Novartis、MS治療薬の進展を受け上昇銘柄を主導

この日最も目立った上昇銘柄はNovartisで、株価は約4%から4.5%上昇した。スイスの製薬会社である同社は、経口BTK阻害薬remibrutinibが、再発型多発性硬化症を対象とした第III相試験2本で主要評価項目を達成したと発表した。

REMODEL-1とREMODEL-2と名付けられたこれらの試験では、remibrutinibがteriflunomideと比べて年間再発率を低下させたほか、MRIによる脳病変の減少や障害進行の遅延でも改善を示した。

Novartisは、これらのデータをMSToronto2026 congressで発表し、世界各国で規制当局への申請手続きを開始する方針だとしている。

なお、同社は8月下旬に3人の患者が重度の免疫反応で死亡したことを受け、実験段階のCAR-T療法Rap-celの臨床試験8件を停止したが、株価はこのニュースにもかかわらず上昇した。

Robinhoodも好材料となった。Morgan Stanleyが同株をOverweightに格上げし、目標株価を124ドルから150ドルに引き上げたことを受け、株価は2.3%上昇して107.22ドルとなった。同行は、製品機能の改善と既存顧客基盤から得られる収益性の向上を理由に挙げた。

リスク選好の低下でAI・テック株は下落

AI関連株と半導体関連株は寄り前取引で売り圧力を受けた。Sandiskは3.2%下落し、Marvell、Intel、Corningも下落した。

利回りが上昇するなかで投資家はリスク資産から手を引き、成長期待の高いテクノロジー銘柄に重しとなった。借入コストの上昇局面では、半導体メーカーや高バリュエーションのテック株は売られやすく、変動性で知られる月初には特に敏感だ。

NIOは、近く公表予定の第2四半期決算を前に約4%下落した。中国のEVメーカーである同社は、8月の納車台数が前年同月比14.5%増の35,836台だったと発表していたにもかかわらず、株価は下落した。

8月の納車には、主力ブランドNIOが21,174台、サブブランドONVOが8,810台、FIREFLYが5,852台含まれていた。7月の35,934台からのわずかな連続減少も、投資家心理の重しとなったようだ。

Metallusも約3%下落した。同社はCEOのMichael S. Williams氏が2026年12月31日に退任すると発表しており、President兼COOのKris R. Westbrooks氏が2027年1月1日付でCEOに就任する。Williams氏は2027年6月まで特別顧問として残る予定だ。

火曜日の引け後には、Palo Alto Networks、Dell、Credo、MongoDBなど複数企業の決算発表が予定されている。

市場参加者は、需要動向やガイダンス、そして個別企業の強い内容が金利感応度の高い市場心理を下支えできるかを見極めながら、9月後半に向けた方向性を注視することになる。