ニュース商品・FX今週のVLCC市場は軟化、Affinity Researchが報告

今週のVLCC市場は軟化、Affinity Researchが報告

著者: Hellenic Shipping News·

重要ポイント

  • Affinity Researchは、今週のVLCCタンカー市場が軟化し、今後さらに弱含む可能性があると報告した。
  • アラビア湾東回り航路の外航が最近、低水準で仮契約(サブジェクト)に入り、市況の弱さを示唆している。
  • AG東回り航路は世界で最も取引量の多い原油輸送ルートの一つで、VLCCは通常1航海あたり約200万バレルを輸送する。
  • AG東回り航路の運賃は、船主の収益および中国・インド・日本・韓国への原油輸送コストに影響する。
  • OPEC+の生産水準とアジアの製油所需要が、VLCCの貨物量を左右する要因である。
今週のVLCC市場は軟化、Affinity Researchが報告

Affinity Research LLPが最新の週次タンカーレポート(2026年8月29日付、Hellenic Shipping News経由)で明らかにしたところによると、今週の超大型原油タンカー(VLCC)市場は軟化しており、今後さらに弱含む可能性があります。

同社は、アラビア湾(AG)東回り航路の外航が最近、低水準前後で仮契約(サブジェクト)に入ったと指摘し、これをセグメント全体の軟調な基調を示す兆候としています。

VLCCは商業運航されている原油タンカーの最大級のクラスで、通常1航海あたり約200万バレルの原油を輸送します。アラビア湾を東アジアの仕向地と結ぶAG東回り航路は、世界で最も取引量の多い原油輸送ルートの一つであり、この航路で報告されるフィクスチャー水準はタンカー市況全体の指標として注視されています。同航路の運賃は船主の収益や、中国、インド、日本、韓国といった主要輸入国への原油輸送コストに直接影響するため、Affinityのような週次フィクスチャーレポートは海運市場の関係者に広く注目されています。

VLCCセグメントの短期的な運賃変動は、通常、湾岸産出国から供給される貨物と積み地におけるトン(船舶)供給量のバランスを反映しており、OPEC+の生産水準やアジアの製油所需要などが貨物量を左右する要因です。今後数週間のフィクスチャー動向と、Affinityの翌週以降の週次報告での更新情報を追うことで、現在の軟化が続くか反転するかが示されるでしょう。

週次報告の全文「Affinity Tanker Weekly, 28 August 2026」はPDFで入手可能です:Affinity-Tanker-Weekly-28.08.2026-HSN.pdf

出典:Affinity Research LLP、Hellenic Shipping News「Weekly Shipbrokers Reports」より転載。