UiPath(PATH)株:木曜の決算にウォール街が何を期待しているか
重要ポイント
- •アナリストはUiPathの非GAAPベースEPSを0.15ドル、売上高を3億9,785万ドルと予想している。
- •経営陣は第2四半期のARRを19億2,900万ドルから19億3,400万ドル、非GAAP営業利益を約7,500万ドルと見込んでいた。
- •UiPathの前四半期売上高は前年同期比17.3%増となり、四半期ベースで初のGAAP営業利益を計上した。
- •同社は直近8四半期のうち7四半期でEPSと売上高の予想を上回っている。
- •株価は過去1か月でほぼ40%上昇し、平均アナリスト目標株価13.87ドルを上回っている。

UiPath(PATH)は、米国市場引け後の9月3日木曜日に2027年度第2四半期決算を発表する予定です。株価は約18.15ドルで推移しており、過去1か月でほぼ40%上昇しています。
ウォール街は、非GAAPベースの1株当たり利益を0.15ドル、売上高を3億9,785万ドルと予想しています。この売上高予想は、経営陣が示している3億9,500万ドルから4億ドルのガイダンスレンジの上限に近く、今回の決算は、変動の大きい企業向けソフトウェア需要の中でも同社の事業が計画通り進んでいるかどうかで評価される可能性があります。
前四半期、UiPathの売上高は4億1,840万ドルで、前年同期比17.3%増でした。年間経常収益(ARR)は19億1百万ドルとなり12%増加し、ドルベースのネットリテンションは109%でした。
同社はQ1に、四半期ベースで過去初となるGAAP営業利益2,799万ドルも計上しました。収益性の動向が成長と並んでソフトウェア銘柄の重要な論点になっていることから、投資家はこの節目を注視しました。
今回の四半期について、アナリストは売上高成長率を前年同期比で約10%と見込んでいます。これは、前年同時期の14.4%成長を下回る減速となります。
経営陣は、第2四半期のARRを19億2,900万ドルから19億3,400万ドル、非GAAP営業利益を約7,500万ドルと見込んでいます。これらの数値は決算の中でも特に注目される指標になる見通しで、経常収益と営業規律の両方が維持されているかが投資家の焦点となります。
UiPathは直近8四半期のうち7四半期で、EPSと売上高の両方で予想を上回っており、この実績は木曜日の発表を前に一部投資家の安心材料となっています。
アナリストの見方は分かれている
アナリストの見解は一枚岩ではありません。SAアナリストのInvesting Smartは「Hold」評価で、競争圧力、通期成長見通しの鈍化、そして発行済み株式の約3分の1に相当する空売り比率を挙げています。
この水準の空売りは、決算発表後にどちらの方向にも大きく動く余地があることを意味します。留意すべき点です。
一方で、SAアナリストのDanil Seredaは「Buy」評価です。同氏は、UiPathが第2四半期の売上高予想を上回り、ARRガイダンスである19億3,000万ドルに到達すると見ており、その根拠として同社の現金ポジション、収益性、エージェンティックAIの機会を挙げています。
アナリストの平均目標株価は13.87ドルで、現在の取引価格18.08ドルを下回っています。投資家はこの差を考慮する必要があります。
数字以外で注目すべき点
売上高とEPSは重要ですが、それだけが全体像ではありません。実際の焦点は、ARR成長率、ネットリテンション、エージェンティックAIの導入動向です。
経営陣は、ARRが100万ドル超の顧客数が前年同期比18%増加したことなど、再加速の初期兆候を示しています。この顧客拡大指標は厳しく精査される見込みです。
Microsoft(MSFT)、OpenAI、その他のAI企業との競争は引き続き懸念材料です。投資家は、経営陣がどのように市場での地位を維持・拡大する計画なのかを知りたいと考えるでしょう。
年初来では、PATHは12.08%上昇しており、S&P 500の11.48%上昇をわずかに上回っています。過去1週間では約1%の上昇にとどまっており、発表前に市場が様子見姿勢にあることを示しています。
同社を担当するアナリストは、過去30日間で予想を概ね据え置いており、結果は概ね予想通りになるとの見方を示しています。
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