本日の株式市場:FRB判断とAI決算を前に、ダウ、S&P 500、ナスダック先物は小動き
重要ポイント
- •S&P 500先物とナスダック100先物は小幅高となる一方、原油高を背景にダウ先物は下落した。
- •SK Hynixは第2四半期利益が前年同期比557%増だったが、ウォール街予想には届かなかった。
- •アジア市場では水曜日に半導体株が売られ、韓国のKOSPI総合指数は約6%下落した。
- •MicrosoftとMetaは引け後に決算発表を控えており、AI関連取引の重要な試金石となる。
- •イランの対米攻撃でBrent crudeは約4%上昇し、85ドル超となった。FRB判断を前に原油が上昇した。

本日の株式市場:FRB判断とAI決算を前に、ダウ、S&P 500、ナスダック先物は小動き
SKHY -8.98%
^KS11 -5.98%
^GSPC +0.21%
^IXIC -0.22%
^DJI +1.03%
米株先物は水曜日、イランが米国に対して予想外の攻撃を行った後に下支えされ、投資家が連邦準備制度理事会(FRB)の政策判断と、AIに多額の投資を行う2社の決算を待つ中で推移した。市場はすでに、金利政策、中東の緊張、企業決算が最近の上昇基調を強めるのか、あるいは崩すのかを見極めていた。
S&P 500先物(ES=F)は0.2%上昇し、ナスダック100先物(NQ=F)も0.3%上昇した。テクノロジー株の比率が比較的低いダウ工業株30種平均先物(YM=F)は、中東情勢の再悪化で原油価格が上昇する中、0.2%下落した。
SK Hynix(000660.KS、SKHY)は火曜日の米国市場終了後、2026年第2四半期利益が前年同期比557%増だったと発表した。だが、ウォール街の予想には届かず、人工知能ブームが減速しているのではないかという懸念を強めた。アジア市場では、投資家がSamsung(005930.KS)やSK Hynixなどの半導体株を改めて売却し、KOSPI総合指数(^KS11)は水曜日に約6%下落した。この反応は、半導体株がAI関連支出と業績のペースにいかに密接に連動しているかを示している。特に今週は、需要がなお拡大しているのかを確認したい投資家が多い。
「Magnificent Seven」の2社による四半期決算も、AI関連取引にとって重要な試金石となる。Microsoft(MSFT)とMeta(META)の決算は引け後に発表される予定だ。先週のAlphabet(GOOG、GOOGL)の設備投資見通しが市場を動揺させ、AIブームの持続性を巡る疑念を再燃させた後だけに、今回の発表はテクノロジー株にとって重要な局面となる可能性がある。最近の相場上昇をけん引してきた銘柄が一部の大型ハイテク株に集中しているだけに、投資計画やクラウド需要に変化があれば、そのトレンドがなお加速しているのかどうかを示す手がかりとして注目される。
中東情勢では、米中央軍によるとイランが火曜日に「奇襲攻撃を試みた」。これにより、金曜日の停戦以来初めて米国とイランの敵対行為が再開された。原油価格は急伸し、Brent crude(BZ=F)は約4%上昇して1バレル85ドル超で取引された。エネルギー価格の上昇は市場心理にすぐ波及しうるため、決算リスクと政策見通しの両方をにらむ投資家にとって、さらに不透明感を高めている。
こうした攻撃は、2:00 p.m. ETに予定されるFRBの金利判断を前に起きた。中央銀行が金利を据え置くか、3年ぶりに引き上げるかが焦点となる重要な局面だ。市場では据え置きが優勢だが、根強い高インフレと、FRBの発信管理を厳格化しようとするKevin Warsh議長の取り組みが、利上げの可能性を残している。
大型ハイテクの決算以外にも、Procter & Gamble(PG)、Starbucks(SBUX)、Chipotle Mexican Grill(CMG)など消費関連企業の四半期決算が相次ぐ。さらに、Qualcomm(QCOM)とArm Holdings(ARM)も引け後に決算を発表する予定で、個人消費と半導体需要の両面でセンチメントを左右し得る日程となっている。