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エクソンモービルが運営者に就任へ、サントスがパプアLNGの権益を拡大

著者: Yahoo Finance·

重要ポイント

  • サントスはトタルエナジーズからパプアLNGの追加持分3.3%を約1億8,900万ドルで取得し、パプアニューギニア政府のバックイン後に持分は21%となる。
  • エクソンモービルが持分34.1%でパプアLNGの運営者となり、トタルエナジーズは所有構造再編後も20%を維持する。
  • 本取引は規制当局の承認と最終投資決定(FID)が条件で、サントスはFIDを2026年第4四半期に予想している。
  • プロジェクトの最適化とEPC入替の再実施により約40億ドルのコスト削減が実現し、パプアLNGの推定設備投資額は約140億ドルに低下した。
  • 同プロジェクトは主にアジア市場向けに年間約560万トンのLNGを生産する計画で、サントスの取り分は年間約120万トンになると見込まれる。
エクソンモービルが運営者に就任へ、サントスがパプアLNGの権益を拡大

サントスは、計画中のパプアLNG開発プロジェクトの持分を拡大する。これは、トタルエナジーズからエクソンモービルがこの大型液化天然ガス(LNG)プロジェクトの運営権を引き継ぐ、より広範な再編の一環である。

同オーストラリア系エネルギー企業は、トタルエナジーズから石油保留ライセンス15(Petroleum Retention Licence 15)およびパプアLNGの参加持分3.3%を約1億8,900万ドルで追加取得することで合意した。この取引により、パプアニューギニア政府がバックイン権(再参加権)を行使した後、サントスの持分は21%に上昇する。

サントスは、追加持分によりパプアLNGからのLNG生産における同社の取り分が約19%増加し、年間約120万トンになると見込んでいる。

本買収は、規制当局の承認とパプアLNGが最終投資決定(FID)に到達することを条件としており、サントスはFIDを2026年第4四半期に実現すると予想している。取引の経済的発効日は2026年1月1日となる。

今回の持分取得は、パプアLNGの所有構造および運営体制のより広範な再編の一環である。トタルエナジーズは、運営権をエクソンモービルPNGアンテロープ・リミテッド(ExxonMobil PNG Antelope Limited)へ移管し、政府バックイン後の持分9.1%を既存のパートナー各社に売却することで合意している。

これらの変更および政府のバックイン後は、トタルエナジーズが20%の持分を維持し、エクソンモービルが34.1%を保有して運営者となる見通しである。サントスは21%、ENEOS Xploraは2.4%を保有し、パプアニューギニアのクムル・ペトロリアム(Kumul Petroleum)とMRDCが合わせて22.5%を持つことになる。

運営権の移管はプロジェクトの実行面で特に重要な意味を持ちうる。エクソンモービルはすでに隣接するPNG LNG開発の運営者であるからだ。サントスによれば、両プロジェクトをエクソンモービルの傘下に置くことで、建設および運営面のシナジーが生まれ、パプアニューギニアの二大LNG事業に関わる企業間の連携が強化されるという。

パプアLNGは、エルク・アンテロープ(Elk-Antelope)ガス田の開発を目的とし、主にアジア市場向けに年間約560万トンのLNGを生産する計画だ。アジアでは同燃料への需要が世界の新規液化能力建設の主要な推進要因となっている。トタルエナジーズは月曜、プロジェクトの最適化とEPC(設計・調達・施工)入替の再実施により、2024年以来約40億ドルのコスト削減を実現し、推定設備投資額を約140億ドルまで圧縮したと発表した。

このコスト削減は重要である。プロジェクトの経済性がこれまでパプアLNGの遅延要因となっていたからだ。トタルエナジーズは2024年、初期の請負業者による入札が商業的に実行可能ではなかったと表明し、これを受けてパートナー各社は開発計画の一部を再設計し、より幅広いアジアのエンジニアリング・建設企業を対象に競争を再び開放した。

パプアニューギニア政府とプロジェクト・パートナー各社はまた、開発の承認(サンクション)に向けた取り組みの中で、プロジェクトのガス協定を最近改正した。LNGはパプアニューギニアの主要な収入源であり、同国が既存のPNG LNG事業に加えて天然ガス輸出を拡大できるかどうかの試金石として、本プロジェクトの承認への進展が注視されている。

サントスにとって今回の買収は、バロッサ(Barossa)ガス開発およびピッカ(Pikka)石油プロジェクトが生産段階へ移行する中で、もう一つの大型LNGプロジェクトへのエクスポージャーを高めるものとなる。また、同社がすでにエクソンモービル運営のPNG LNGの持分を保有するパプアニューギニアにおけるポジションを強化することにもなる。

パプアLNGが計画通りFIDに到達すれば、同開発はサントスに、アジアの主要輸入市場に近い長期的なLNG供給源をより大きく提供するとともに、パプアニューギニアにおけるエクソンモービルの既存LNGインフラをより活用できるようになる。

チャールズ・ケネディ(Charles Kennedy)によるOilprice.comの記事。出典:Yahoo Finance