ルピーが2パイセ上昇し、1ドル=94.49で終値、6日続伸
重要ポイント
- •ルピーは対米ドルで2パイセ高の94.49で終え、6取引セッション連続の上昇となった。
- •好調な海外投資マネーの流入と投資家のリスク選好の高まりが通貨上昇を支えた。
- •原油価格の上昇と米国・イラン間の緊張は、ルピーのさらなる上昇を制限する可能性がある。
- •国際油価の上昇はインドの輸入額を増やし、貿易赤字を拡大させて通貨の重しとなり得る。
- •市場参加者は今後の市場方向性を占う重要なシグナルとして、次回の米雇用統計を注視している。

インド・ルピーは2パイセ上昇し、対米ドルで94.49の終値となった。好調な海外投資マネーの流入と投資家のリスク選好の高まりが下支えし、今回の上昇で通貨は6取引セッション連続の値上がりを記録した。
上昇基調が続く一方、さらなる上昇を制限する要因も視野に入っている。報道によると、原油価格の上昇と米国・イラン間の緊張状態が続いていることで、ルピーの追加上昇は妨げられる可能性がある。インドは原油需要の大半を輸入に依存しているため、国際油価の上昇は輸入額を増やし、貿易赤字を拡大させて通貨の重しとなり得る。
6セッション連続で上昇している通貨だけに、市場参加者は今後の市場動向の重要な指標として、次回発表の米雇用統計(非農業部門雇用者数)を注視している。米国の雇用データはFRBの金融政策期待の材料として注視されており、それはルピーのような新興国通貨に対するドルの強さにも影響を与える。