Rebel Creamery、Van Leeuwenへの2380万ドル判決の控訴中に連邦破産法第11章を申請
重要ポイント
- •Rebel Creameryは8月14日、米ユタ地区連邦破産裁判所に連邦破産法第11章の申立てを行い、資産約1378万ドル、負債約2385万ドルを報告した。
- •係争中・控訴中と記載されたVan Leeuwenの2378万5000ドルの債権は、Rebelが破産スケジュールで確定額として示した無担保負債のほぼすべてを占めている。
- •米連邦地方裁判所のEric Komitee判事は7月16日、RebelがVan Leeuwenのトレードドレス(単色のパイント容器、パステル配色、黒の筆記体文字、ミニマルなデザイン)を意図的に侵害・希釈したと判断した。
- •裁判所は、Rebelの売上の一部は侵害パッケージではなくケト・ヘルシー志向アイスクリームへの需要によるものだと判断し、Van Leeuwenの賠償額を請求額3640万ドルから33%減額した。
- •第11章の自動停止により破産手続き中は判決の執行が停止される一方、Rebel自身の控訴は連邦裁判所で別個に継続できる。

ウォルマート、クローガー、セーフウェイなど全米の食料品店でアイスクリームを販売するRebel Creameryは、競合のVan Leeuwen Ice Creamとのトレードドレス紛争で相手方に2378万5000ドルの判決が言い渡され、その控訴を進める中でユタ州において連邦破産法第11章(チャプター11)に基づく破産保護を申請した。
法廷記録によると、Rebel Creamery LLCは8月14日、米ユタ地区連邦破産裁判所に申立てを行った。同社は資産約1378万ドル、負債約2385万ドルと報告している。
Van Leeuwenは、連邦判決に由来する2378万5000ドルの債権により、Rebelの無担保債権者の1つとして記載されている。Rebelはこの債権を係争中と分類し、判決は控訴中であると明記した。Van Leeuwen判決は、Rebelが破産スケジュールで確定額として記載した無担保負債のほぼすべてを占めている。
連邦破産法第11章は、裁判所の監督の下で債務を再構築しながら事業を継続することを可能にするものであり、申立てにより自動停止(オートマティック・ステイ)が発動して債務者に対する回収活動および大半の訴訟が停止され、手続きが進む間、Van Leeuwen判決の執行も一時停止される。Van Leeuwenのような係争債権は、通常、配当が行われる前に破産手続き内で解決または査定され、Rebelの控訴の結果が、Van Leeuwenが最終的に主張できる債権額を左右することになる。自動停止はRebel自身の控訴を止めるものではなく、控訴は破産手続きとは別個に連邦裁判所で継続できる。
同社は提出書類の中で、現金および現金同等物約522万ドル、売掛金約259万ドル、棚卸資産約565万ドルも報告している。Rebelの自主申立て書類は、資産・負債ともに1000万ドルから5000万ドルの範囲と推定し、無担保債権者への配当原資が確保される見通しであることを示した。申立て書類には、同社のマネージャー兼メンバーとしてAustin Archibaldが、破産代理人としてRay Quinney & Nebeker法律事務所のMichael Johnsonが記載されている。
今回の破産申立ては、米連邦地方裁判所のEric Komitee判事が、Rebelがアイスクリームのパッケージを通じてVan Leeuwenのトレードドレスを意図的に侵害・希釈したと判断してから1か月足らずで行われた。
「当該公判で示された証拠は、RebelがVan Leeuwenのトレードドレスを侵害・希釈し、それも意図的に行ったことを疑う余地なく示している」とKomitee判事は7月16日付の覚書および命令書に記した。
Van Leeuwenは2021年にRebelを提訴し、同社のパッケージが自社アイスクリームのパイント容器特有の外観を模倣したと主張した。裁判所は、Van Leeuwenのトレードドレスについて、同色のふたを備えた単色の段ボール製パイント容器、パステル調を基調とする配色、黒の筆記体文字、全体としてのミニマルなデザインを含むと説明した。トレードドレスは連邦ランハム法上の商標保護の一形態であり、商品名やロゴではなく、製品の全体的な外観や包装をカバーするものである。勝訴した原告は侵害者の利益を回復することができ、これが本件における賠償額の算定基準となっている。
Komitee判事は、Rebelのパッケージが類似しており、証拠は消費者の混同および悪意の認定を裏付けると判断した。判事はRebelに対し、Van Leeuwenのものと混同されるおそれのあるトレードドレスを用いた製品の販売を停止し、パッケージを再デザインすることを命じた。
Van LeeuwenはRebelの利益3640万ドルを求めていたが、裁判所は賠償額を33%減額した。Rebelの売上の一部は、係争中のパッケージではなく、ケトおよびヘルシー志向(better-for-you)アイスクリームへの需要によって生み出されたものだと判断されたためである。この減額により、Van Leeuwenは、侵害するトレードドレスを用いたパイント容器入りのアイスクリームの売上に基づくRebelの利益2378万5000ドルを取得する権利を得た。
法廷記録は、Van Leeuwen判決がRebelの破産申立ての唯一の原因であることを裏付けていない。Rebelの破産書類には、Van Leeuwenとの訴訟は控訴中であると記載されている。
出典: Fox Business