ニュースマクロ米8月フィラデルフィア連銀製造業指数は+47.4と5年ぶりの高水準に上昇、市場予想は+25.0

米8月フィラデルフィア連銀製造業指数は+47.4と5年ぶりの高水準に上昇、市場予想は+25.0

著者: ForexLive·

重要ポイント

  • 全体の企業活動指数は8月に7月の41.4から47.4へ上昇し、コンセンサス予想の25.0を上回った。
  • 新規受注と出荷はいずれも前月から低下したが、依然として高水準を維持した。
  • 雇用指数は上昇し、同地域の製造業雇用が全体的に増加し続けていることを示している。
  • 6ヶ月先行き指標は急上昇し、総合活動指数は73.6、設備投資指数は48.2に達した。
  • 同調査はペンシルベニア州東部、ニュージャージー州南部、デラウェア州の製造業者を対象としており、拡散指数は0を上回ると拡大を示す。
米8月フィラデルフィア連銀製造業指数は+47.4と5年ぶりの高水準に上昇、市場予想は+25.0

フィラデルフィア連邦準備銀行の8月製造業景況感調査によると、同地域の製造業活動は引き続き拡大しており、全体の企業活動を示す主要指数は7月の+41.4から+47.4へ上昇した。これは5年ぶりの高水準であり、コンセンサス予想の+25.0を大幅に上回った。

この主要指数は、個別の構成指数を合成して算出されるものではなく、全体の景況に関する単独の質問項目に基づいている。そのため、今月のように個々の構成指数が軟化していても、主要指数自体が強まることもある。

現在の状況に関する詳細

  • 新規受注:30.1(前月37.0)
  • 出荷:27.7(前月33.7)
  • 未履行受注:14.4(前月18.1)
  • 納品時間:3.7(前月9.6)
  • 在庫:-3.7(前月0.3)
  • 支払価格:40.9(前月53.9)
  • 受取価格:17.7(前月27.4)
  • 従業員数:27.9(前月10.0)
  • 従業員の平均労働週:26.5(前月14.0)

調査によると、新規受注指数と出荷指数は低下したものの、依然として高水準を維持した。雇用指数は上昇し、雇用全体の増加が続いていることを示唆し続けている。一方、2つの価格指数は今月低下したが、高水準にとどまった。納品時間指数が9.6から3.7へ低下したことは、サプライヤーの納品遅延を報告した企業が大幅に減少したことを示す。また、在庫指数が-3.7へ下落したことは、在庫の増加を報告した企業より減少を報告した企業の方が多かったことを意味する。

6ヶ月先行き指数

  • 6ヶ月先の総合活動指数:73.6(前月34.4)
  • 6ヶ月先の設備投資指数:48.2(前月30.1)
  • 新規受注:66.0(前月35.1)
  • 出荷:63.5(前月39.3)
  • 未履行受注:8.5(前月20.9)
  • 納品時間:0.0(前月9.3)
  • 在庫:17.4(前月12.5)
  • 支払価格:62.9(前月56.7)
  • 受取価格:59.8(前月41.4)
  • 従業員数:35.4(前月29.5)
  • 従業員の平均労働週:21.4(前月12.0)

調査によると、先行き指標の大部分は今月大幅に上昇しており、回答企業の間で今後6ヶ月間にわたる全体的な成長への期待が広がっていることを示唆している。6ヶ月先の設備投資指数が30.1から48.2へ上昇したことは、この期間に設備投資を増やすと予想する企業の割合が大きくなったことを示している。今後数ヶ月の受注、出荷、雇用の動向がこの楽観的な見方を裏付けるかどうかは、今後の月次発表で注視すべき重要なポイントとなる。

フィラデルフィア連銀の製造業景況感調査は毎月発表され、ペンシルベニア州東部、ニュージャージー州南部、デラウェア州を含む第3連邦準備地区の製造業者を対象に実施されている。同調査の拡散指数は、0を上回る数値は拡大を、0を下回る数値は縮小を示すものとして読まれ、変化の大きさではなく改善を報告した企業の純割合を捉えるものである。地域調査ではあるものの、米国の製造業の状況を知る最も早い月次指標の一つであり、今月大きく上回ったコンセンサス予想が存在すること自体、経済学者や市場がどれほど注視しているかを物語っている。その結果は通常、他の地区連銀の製造業調査やISM製造業PMIなどの全国規模の指標と併せて評価される。

出典:ForexLive