中国人民銀行、USD/CNY基準レートを6.7807に設定、予想値6.7167を上回る
重要ポイント
- •中国人民銀行はUSD/CNYの日次基準レートを6.7807に設定し、アナリスト予想の6.7167を上回る強めの水準とした。
- •予想を上回る強めの基準レート設定は、歴史的に通貨安定に対する中国人民銀行の姿勢を示すシグナルとして機能してきた。
- •オンショア人民元は日次基準レートの2%以内で変動できる一方、オフショア人民元は自由に取引され、両者のレート差は通貨圧力の指標として注視されている。
- •中央銀行は、プライマリーディーラーからの需要不足を理由に、7日物リバースレポ操作をゼロとした。
- •1030億元の7日物リバースレポが満期を迎え、操作全体で1030億元のネット流動性回収となった。

中国人民銀行(PBOC)は、本日の取引セッションに向けたUSD/CNYの日次基準レートを6.7807に設定しました。これはアナリスト予想の6.7167を上回る強めの水準です。予想より強い基準レートの設定は、歴史的に中国人民銀行が通貨安定に対する姿勢を示すために用いてきた手段であり、この日次レートは人民元の取引範囲の基準となります。
この基準レートは、正式には中央パリティレートと呼ばれ、人民元の取引が許容される中間点として機能します。中国人民銀行は、オンショア市場(CNY)において、この日次設定値を中心にプラスマイナス2%の範囲での変動を認めています。香港などの市場で自由に取引されるオフショア人民元(CNH)はこの帯から独立して変動でき、オンショアとオフショアのレート差は、通貨にかかる圧力をうかがうトレーダー注視の指標のひとつです。
公開市場操作において、中央銀行は本日、7日物リバースレポをゼロとし、プライマリーディーラーからの需要不足を理由に挙げました。本日は1030億元の7日物リバースレポが満期を迎えたため、この操作により1030億元のネットの流動性回収が生じました。リバースレポは、中国人民銀行が銀行システムの短期資金状況を管理するための日常的な手段であり、この種の日次操作は中央銀行の流動性スタンスを示す指標として注視されています。