ニュース株式PayPal株が13%急落、Advent-Stripe連合が買収提案を断念したとの報道

PayPal株が13%急落、Advent-Stripe連合が買収提案を断念したとの報道

著者: Economic Times Markets·

重要ポイント

  • 報道を受け、Advent InternationalとStripeが買収計画を断念したことでPayPal株は13%下落した。
  • 連合による1株60.50ドルの提案は、PayPalを約530億ドルと評価するもので、米国のフィンテック非公開化案件として最大級となる可能性があった。
  • 取引案は、バリュエーションへの懸念と規制上の障害により破談したと報じられている。
  • 提案の頓挫は、Apple Payなどとの競争が激化する中で進むPayPalの立て直しにさらなる圧力を与える。
  • 投資家は、PayPalが他の戦略的選択肢を探るのか、Alex Chriss CEOの下で単独路線を維持するのかに注目する。
PayPal株が13%急落、Advent-Stripe連合が買収提案を断念したとの報道

PayPal株が13%急落、Advent-Stripe連合が買収提案を断念したとの報道

報道によると、Advent InternationalとStripeの連合が、決済会社PayPalの買収計画を断念したことを受け、PayPal株は13%下落した。

報道では、この連合が1株60.50ドルの買収提案を示し、PayPalの評価額は約530億ドルだったという。実現していれば、米国の金融テクノロジー企業に対する非公開化案件としては、歴史的に見ても最大級の部類に入ったはずだった。提案は、バリュエーションへの懸念と規制上の障害が重なり、頓挫したとされる。

今回の提案破談は、PayPalが進めている立て直しの取り組みに新たな圧力を加える。同行社は近年、VenmoのP2Pプラットフォームや加盟店向けサービスなどへ事業を広げつつ、コアであるブランド決済事業の成長再加速を目指してきた。一方で、オンライン決済の現場ではApple Payや他のデジタルウォレットとの競争が激しくなっている。

NasdaqにPYPLのティッカーで上場するPayPal Holdingsは、世界最大級のデジタル決済企業の1つであり、消費者と加盟店の双方が利用する同名のオンライン決済プラットフォームで知られる。Advent Internationalは決済や金融テクノロジー分野への投資実績を持つグローバルなプライベートエクイティ企業で、Stripeは世界中の企業向けにオンライン取引処理を提供する非上場の決済インフラ企業である。

今回の動きは、米国やその他地域の規制当局が大型のテクノロジー企業や金融サービス企業の買収に対する監視を強める中で起きた。規制当局は、決済分野の競争により強い関心を寄せている。今後数四半期の投資家の焦点は、業務効率化と利益率改善を進めてきたCEO Alex Chrissの下で、PayPalが他の戦略的選択肢を模索するのか、それとも単独路線を継続するのかに向かいそうだ。

Source: Economic Times Markets