ニュース株式Nebius、AI需要の拡大を受け四半期売上高予想を上回る

Nebius、AI需要の拡大を受け四半期売上高予想を上回る

著者: CNBC-TV18 Markets·

重要ポイント

  • Nebius Groupの第2四半期売上高は、AIコンピューティング能力への需要が加速する中で市場予想を上回り、中核のAIクラウド事業は5倍以上に成長した。
  • 同社は平均して1件あたり10億ドル超の大型契約4件を締結し、価格引き上げと顧客からの前払いが拡大計画を支えた。
  • Nebiusは2025年の年間経常収益(ARR)見通しを9億ドル~11億ドルの範囲に引き上げた。
  • Nvidiaは2024年12月に実施された7億ドルの私募増資に参加し、Meta Platformsは2025年初めにNebiusのGPUキャパシティに関する約30億ドルの契約で合意した。
  • 今後のキャパシティ増強には、ニュージャージーのデータセンターの大規模拡張と英国・イスラエルの新拠点が含まれ、契約残高がどれほど迅速に売上高へ転換されるかを左右する。
Nebius、AI需要の拡大を受け四半期売上高予想を上回る

Nebius Groupは、AIコンピューティング能力への需要が加速する中、第2四半期の売上高が市場予想を上回ったと発表した。同社の中核事業であるAIクラウド事業は5倍以上に成長した。

同社は平均して1件あたり10億ドル超となる大型契約4件を締結し、価格の引き上げと顧客からの前払いが拡大計画を支えた。GPU群とハイパースケールデータセンターが多額の先行投資を必要とする業界において、この規模の長期契約こそが急速な設備構築を財務的に実現可能にする。

Nebiusはアムステルダムに本社を置き、ティッカー「NBIS」でナスダックに上場するAIインフラ企業である。同社は、ロシアのテクノロジーグループYandexのオランダ籍持株会社であったYandex N.V.から生まれた。Yandex N.V.は2024年にロシア事業の売却を完了し、AI中心のクラウドコンピューティングに注力するためNebius Groupへと社名を変更した。同社株式のナスダックでの取引は、ロシアのウクライナ侵攻を受け2022年から停止されており、ロシア事業の売却完了後にようやく再開された。

共同創業者で最高経営責任者(CEO)のArkady Volozh氏が率いる同社は、欧州と北米でデータセンターを建設・運営し、大規模AIモデルの学習と実行に使われるGPUベースのコンピューティング能力を提供している。半導体メーカーのNvidiaは同社の投資家の一社であり、2024年12月に実施された7億ドルの私募増資に参加した。またMeta Platformsは2025年初めに、NebiusのGPUキャパシティに関する約30億ドルの契約で合意した。

Nebiusは「ネオクラウド」と呼ばれることが多い専門AIクラウド事業者の一群に属し、NvidiaのGPUキャパシティを大規模に貸し出して、AIの学習・推論ワークロードをめぐりMicrosoft、Amazon、Googleといったハイパースケーラーと競合している。同分野の同業他社であるCoreWeaveは2025年3月にナスダックへ上場した。こうした事業者の決算は、AIインフラ全体への支出動向を測る指標として注視されている。

四半期決算と併せて、Nebiusは2025年の年間経常収益(ARR)見通しを9億ドル~11億ドルに引き上げ、ニュージャージーのデータセンターの大規模拡張や英国・イスラエルの新拠点を含む今後のキャパシティ増強に言及した。このキャパシティがどれほど迅速に稼働するかは、拡大する契約残高を売上高へ転換できるかどうかの判断材料となる。

出典:CNBC-TV18