メタプラネット、96.45百万株を1.6億ドルで自社株買い、社債資金をビットコイン購入予算に振り替え
重要ポイント
- •Metaplanetは10月14日から31日にかけて自社株96,447,400株を252億6,900万円(約1.6億ドル)で取得し、600億円の自社株買い承認枠の約42%を消化しました。
- •同社は第20次無担保社債の80億円(約5,100万ドル)を期限前に償還し、その資金をビットコイン購入予算に振り替え、総額を334億2,200万円(約2.12億ドル)としました。
- •9月30日時点でMetaplanetは44,000 BTCを平均取得価格約98,454ドルで保有しており、取得コストは約43.3億ドルに相当します。
- •ビットコインを担保とした借入は純資産価値の17.7%に達し、社内ガイドラインの10%を超えています。
- •自社株買い後、発行済み株式数の減少により保有株の相対的な比重が高まり、Capital Research and Managementの議決権比率は11.11%に上昇しました。

東京証券取引所上場のビットコイン財務戦略企業であるMetaplanet Inc.(TSE:3350)は、自社株96,447,400株を252億6,900万円(約1.6億ドル)で買い戻したほか、社債の一部を期限前に償還し、浮上した資金をビットコイン購入予算に振り返しました。これらの動きを合わせると、ビットコイン取得に充てる総額は334億2,200万円(約2.12億ドル)となっています。
数字で見る自社株買い
自社株買いは、10月13日に取締役会が承認したプログラムに基づき、10月14日から10月31日にかけて実施されました。この承認により、Metaplanetは最大2億株、または600億円(約3.8億ドル)相当の株式を、2027年10月の期限まで買い戻すことができます。
第1弾で約42%の上限枠を消化したことになり、同社は数か月分の予算の大部分を3週間足らずで使い切ったことになります。これらの数値によれば、2027年10月の期限前に承認額の約58%が未使用のまま残っています。開示された総額からは、第1弾の平均取得単価は1株あたり約262円となり、2億株の承認枠の約48%を消費したことになります。
自社株買い後のMetaplanetの発行済み株式数(自己株式を除く)は、約12億6,780万株となっています。株式数の減少は株主構成にも波及効果をもたらしました。Capital Research and Managementの議決権比率は11.11%に上昇しましたが、これは主にその保有株を測る分母が縮小したためです。
期限前の社債償還がビットコイン予算に充てられる
この動きの2つ目の要素は債務でした。Metaplanetは第20次無担保社債の一部である80億円(約5,100万ドル)を期限前に償還しました。同社はこの資金を遊ばせておくのではなく、ビットコイン購入予算に振り替え、コイン購入に充てる額を334億2,200万円(約2.12億ドル)としました。
保有状況とレバレッジ
9月30日時点で、Metaplanetは44,000 BTCを保有しています。これらのコインの平均取得価格は1 BTCあたり約98,454ドルで、ポジションの取得コストは約43.3億ドルに相当します。
レバレッジには問題があります。Metaplanetのビットコインを担保とした借入は純資産価値の17.7%に達しており、同社自身の社内ガイドラインである10%を上回っています。つまり、企業が自ら設定した閾値を超えている水準です。
Metaplanetがここに至るまで
Metaplanetは、ビットコインを主要な財務資産として保有することを軸に企業戦略を構築してきました。同社の方針は、資産の85〜90%をビットコインで保有することです。
この種の企業にとって重要な指標は1株あたりのビットコイン保有量です。コインを追加購入すれば分子が増え、自社株を買い戻せば分母が縮小します。Metaplanetは最新の動きで、両方のレバーを同時に引いています。
株主と財務戦略への影響
既存の株主にとって、直近の影響は保有の集中です。残りの1株あたりが、44,000 BTCを含む会社の資産に対してわずかに大きな請求権を表すことになります。
最も注意深く見るべきはレバレッジの数値です。純資産価値の17.7%に達する担保付き借入は、社内ガイドラインの10%と比較すると、企業が自らのルールブックが示す水準を超えて運用していることを示しています。投資家は、Metaplanetがこの比率を10%の目標に戻すかどうかを見届けたいはずです。期限前の社債償還は債務面での一歩ですが、それらは普通社債であり、ビットコインを担保とした借入ではないため、償還はこの高い比率に直接対応するものではありません。
自社株買いプログラムの残り枠も注視すべき点です。600億円の承認額の約42%がすでに使用されており、同社は2027年10月の期限前に約347億円(約2.2億ドル)の現金上限分の余力を保持しています。
Capital Research and Managementの持株比率の変化は、ガバナンスの観点からも注目に値します。11.11%の議決権ポジションにより、単一の機関投資家が、ビットコイン購入資金を調達する資金調達決定において株主の同意に大きく依存する企業で、より大きな発言力を持つことになります。
出典:CryptoBriefing — Metaplanet repurchases 96.45M shares for $160M and redirects bond cash to Bitcoin、2026年11月2日公開。