MacGregor、Jan De NulのUlstein SX121新造船向けに165トン級アクティブ・ヒーブ・コンペンセーション(AHC)クレーンを供給へ
重要ポイント
- •MacGregorは、Jan De Nulが発注し、China Merchants Heavy Industry造船所で建造中の新造Ulstein SX121船向けに、165トン級アクティブ・ヒーブ・コンペンセーション・クレーンを供給する。
- •本発注は1+1隻の船隊プログラムの一環であり、クレーンの引き渡しは2028年2月に予定されている。また、MacGregorの2026年第2四半期の受注高に計上された。
- •アクティブ・ヒーブ・コンペンセーションは、波浪やうねりによる船体の動揺を相殺し、洋上での吊り上げ作業をより高い精度で実施することを可能にする。
- •ルクセンブルクを拠点とする海洋工事・浚渫請負業者のJan De Nulは、過去のプロジェクトでの実績を踏まえてMacGregorを選定した。
- •MacGregorの中国における現地プレゼンスと生産能力により、CMHIは建造全期間を通じて設計・据付・試運転のサポートを直接受けることができる。一方、プログラムの2隻目は確定発注ではなくオプションとして残されている。

MacGregorは、Jan De Nulが発注し、China Merchants Heavy Industry(CMHI)造船所で建造中の新造Ulstein SX121船向けに、165トン級アクティブ・ヒーブ・コンペンセーション(AHC)クレーンを供給する契約を獲得した。本発注は1+1隻の船隊プログラムの一環であり、引き渡しは2028年2月に予定されている。同発注はMacGregorの2026年第2四半期の受注高に計上された。
アクティブ・ヒーブ・コンペンセーションは、波浪やうねりによる船体の動揺をクレーンが相殺することを可能にし、洋上での吊り上げ作業をより高い精度で実施できるようにする。AHCクレーンは、現代の海洋工事・設置船隊において標準的な装備であり、これがなければ甲板の動揺により、精密な吊り上げが可能な海象条件の範囲が狭まることになる。MacGregorは、商船分野とオフショア分野の双方にサービスを提供する海上貨物・荷役技術のプロバイダーである。
ルクセンブルクを拠点とする海洋工事・浚渫請負業者のJan De Nulにとっては、過去のプロジェクトにおけるMacGregorの実績が、165トン級の吊り上げ能力を持つクレーンを選定する決め手となった。この吊り上げソリューションは、すでに実運用においてその性能を示している。Jan De Nulの船隊は、後曳きサクションホッパー浚渫船から洋上風力プロジェクトで活躍する洋上設置船まで幅広く構成されている。SX121は、ノルウェーの船舶設計・造船グループであるUlsteinによる船型設計である。
「このクレーンの軽量設計により、より大型の機体が持つ追加重量なしに高い吊り上げ能力が得られ、これは船の就航期間全体を通じて実質的な運用上の優位性につながります」と、MacGregorのオフショアソリューションズ部門エグゼクティブ・バイス・プレジデント、Lucie Addicksは述べている。
MacGregorの中国における現地プレゼンスと生産能力により、China Merchants Groupの造船事業の一部であるCMHIは、建造全期間を通じて設計・据付・試運転のサポートに直接アクセスでき、造船所は計画された引き渡しまでスケジュールを順守しやすくなる。CMHIのような中国の造船所は、欧州の船主向けに専門的なオフショア船を建造する確立したビルダーとなっており、機器選定においては建造現場へのサプライヤーの近さが実務上の考慮事項となっている。
本発注は、海洋工事分野における船主および造船所に対するMacGregorの長期的パートナーとしての役割を強化するものであり、同社の揚重技術は安全性、信頼性、そして船の就航期間全体にわたる性能を追求して設計されている。引き渡しは2028年2月に設定され、発注はすでに2026年第2四半期の受注高に計上されており、1+1の構造により、プログラムの2隻目は確定発注ではなくオプションとして残されている。
出典:MacGregor