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IREN、木曜日の第4四半期決算を前に5%下落

著者: Coincentral·

重要ポイント

  • •IRENは8月27日の市場引け後、2026年第4四半期および通期の決算を発表する。
  • •ウォール街は1株当たり0.46ドルの損失と売上高1億3,560万ドルを見込んでおり、直近のアナリストによる予測改定は大半が下方修正となっている。
  • •IRENは7月、約28億ドル相当のクラウドサービス契約を締結したのを受け、2026年の年間経常収益(ARR)目標を40億ドル超に引き上げた。
  • •経営陣は2026年末までに14万基のGPUを供給する見通しと述べている。
  • •投資家は、負債と株式オーバーハングへの懸念のなか、IRENが残りの設備拡張をどのように資金調達するかを注視している。
IREN、木曜日の第4四半期決算を前に5%下落

IREN Limited(IREN)は8月27日の引け後、2026年第4四半期および通期の決算を発表する予定だ。同社の会計年度は6月に終了するため、今回の発表は4月~6月期を対象とし、2026年会計年度の締めくくりとなる。水曜日の取引で株価は約5%下落して40.16ドルとなった。決算発表を前に投資家がポジションを縮小させたためだ。

ウォール街は、1株当たり0.46ドルの損失、売上高1億3,560万ドルを見込んでいる。決算発表を前にしたアナリストの見方は慎重だ。過去3か月間でEPS予測の上方修正はなく、逆に2人のアナリストが予測を引き下げた。決算前の予測改定はアナリスト・センチメントの広く注目される指標であり、この一方向への改定は発表前の慎重な地合いと整合している。

売上高予測も同様の傾向を示している。10人のアナリストが売上高予測を引き下げ、引き上げたアナリストはいない。

アナリストが注目するポイント

発表される数値以上に、注目の焦点はガイダンス(業績見通し)になるとみられる。IRENは7月、大手AI開発企業との間で契約価値総額約28億ドルにのぼる複数年のクラウドサービス契約を締結したのを受け、2026年の年間経常収益(ARR)目標を34億ドルから40億ドル超へと引き上げた。ARR(年間経常収益)は、企業が毎年繰り返されると想定する契約ベースのサブスクリプション型収益を測る指標であり、目標の先行カバレッジが投資家にとって重要な理由はここにある。今回の目標引き上げはまた、旧社名Iris Energyとしてビットコイン採掘業者から出発したIRENが、AIクラウドサービスへとどれほど転換を進めてきたかを浮き彫りにする。AIワークロードの拡大がGPU容量への需要を高めるなか、電力を確保したデータセンター事業者の多くが同様の転換を進めている。

同社は当時、改定後のARR目標の約85%がすでに契約で確保されていると述べた。Seeking Alphaのアナリスト、Petri Dish Reportsは、この水準の先行カバレッジは現段階のAIインフラ企業としては異例の高さだと指摘した。

「私の見方では、この水準の先行カバレッジは、この段階のAIインフラ銘柄としては異例に高い。これが示しているのは、需要が単に強いだけでなく、すでに確定しているということです」と同アナリストは述べた。

IRENの経営陣はまた、2026年末までに14万基のGPUを供給する見通しだと述べている。

さらに先を見ると、Passage ResearchはIRENの2027年のARRが65億ドル超へと拡大すると予想している。同アナリストは、AIクラウドのARRが2028年までに100億ドル、2029年には約110億ドルに達すると予測している。

「2027年には、事業が本格化し、容量が稼働し、より多くのGPUが引き渡される。1.21GWの容量は、65億ドルを超えるARRに相当するはずです」と同アナリストは指摘した。

Passage Researchは来年の売上高を31億ドルと試算しており、市場コンセンサスの30億ドルをわずかに上回っている。

デスクロスと負債の圧力

水曜日の下落は、決算前の警戒感だけが要因ではない。テクニカルな「デスクロス(死の十字架)」——株価の50日移動平均が200日移動平均を下抜けることで形成され、トレーダーには弱気シグナルと解釈されることの多いチャートパターン——がモメンタム売りを誘発し、同社の負債水準に関するアナリストの弱気な見解による圧力に拍車をかけた。

投資家はまた、IRENの負債による資金調達を伴う拡張戦略を懸念しており、貸借対照表が過度に膨らんでいるのではないかと心配する声もある。その他の懸念材料には、Mirantisとの取引をめぐる株式オーバーハング(潜在的な売り圧力)の可能性や、高水準の空売り残高などがある。

IRENの株価は年初来で約12%上昇しており、平均日次出来高は4,500万株超、時価総額は約142億1,000万ドルとなっている。

同社が確保した電力ポートフォリオと長期契約は、決算発表を前に容量と収益の見通しに明確性をもたらしている。木曜日の決算での主要な論点は、経営陣が40億ドル超のARR目標と14万基のGPU供給目標を再確認するかどうか、そしてレバレッジと株式オーバーハングへの懸念を踏まえ、残りの設備拡張をどのように資金調達する計画なのかという点だ。