ニュース株式H-1Bビザ料金の引き上げ提案、Infosys、TCS、Wipro、Tech Mahindraの株価に注目

H-1Bビザ料金の引き上げ提案、Infosys、TCS、Wipro、Tech Mahindraの株価に注目

著者: CNBC-TV18 Markets·

重要ポイント

  • •米国の熟練労働者向けH-1Bビザプログラムの料金引き上げ提案を受け、Infosys、TCS、Wipro、Tech Mahindraの株価が注目を集めている。
  • •USCISのデータによれば、近年のH-1B承認の約7割をインド国籍者が占めており、インドのIT企業は同プログラムの大きな利用者となっている。
  • •H-1Bプログラムは毎年85,000件の新規ビザ(通常枠65,000件と米国の高度学位保持者向け20,000件)を提供しており、直近の募集では約470,000件以上の適格な登録が集まった。
  • •米国はインドITサービス業界にとって最大の市場であり、Nasscomは同業界の年間売上高を2,500億ドル超と試算。大手輸出企業は通常、収益の半分前後またはそれ以上を米国から得ている。
  • •既存のH-1B申請コストには、215ドルの登録料、500ドルの不正防止手数料、大手雇用主には1,500ドルの労働者研修料、600ドルの庇護プログラム手数料が含まれ、H-1B依存度の高い雇用主には追加の課徴金がある。提案の最終的な料金水準と立法化の行方は明らかにされていない。
H-1Bビザ料金の引き上げ提案、Infosys、TCS、Wipro、Tech Mahindraの株価に注目

米国の熟練労働者向けH-1Bビザプログラムの料金引き上げ提案を受け、Infosys、Tata Consultancy Services(TCS)、Wipro、Tech Mahindraをはじめとするインドの大手情報技術(IT)サービス企業の株価に注目が集まっている。

CNBC-TV18が報じたところによると、インドのテクノロジー企業は歴史的にH-1Bプログラムの最大級の利用者であり、米国市民権・移民局(USCIS)のデータによれば、インド国籍者は一貫してH-1B承認の最大の割合を占め、近年は約10件中7件に達している。このため、ビザ関連コストの急激な上昇は同業界にとって重要な注視項目となっている。

H-1Bプログラムとは何か

H-1Bは、雇用主が「専門職業(specialty occupations)」とされる職種で外国人労働者を一時的に雇用することを認める米国の非移民ビザで、こうした職種は通常、大学の学位または同等の専門的知識・経験を要する。同プログラムは毎年65,000件の新規ビザを上限としており、米国の大学で高度な学位を取得した申請者向けには追加で20,000件が設けられている。選考はUSCISが運営する電子登録プロセスを通じて実施され、需要は常に供給を上回っている。直近の募集では、提供される85,000件のビザに対しておよそ470,000件以上の適格な登録が集まった。

料金提案がインドIT業界にとって重要な理由

業界団体Nasscomが年間売上高2,500億ドル超と試算するインドのITサービス業界は、業界最大の市場である米国の顧客拠点にエンジニアを駐在させている。米国は最大手の上場輸出企業にとって、通常、収益の半分前後またはそれ以上の源泉である。H-1Bルートは長年、こうした人員配置の主要なチャネルの一つであり続けてきた。米国の雇用主はH-1B申請の際に既に複数の手数料を支払っている。登録料は2024年に10ドルから215ドルに引き上げられ、申請には通常、500ドルの不正防止手数料、大手雇用主には1,500ドルの労働者研修料、2024年4月に導入された600ドルの庇護プログラム手数料が伴う。米国の規則では、一定の規模を超えるH-1B依存度の高い雇用主にさらに手数料が課されており、この分類には多くのインド大手IT企業が該当する。

ビザスポンサー費用は多数の従業員にわたって繰り返し発生するため、H-1Bの料金構造の変更は業界にとって運営面・政策面の重要な注視項目とみなされている。CNBC-TV18の報道では提案の詳細は明らかにされておらず、最終的な料金水準と米国の法律として成立するかどうかが、今後の主な注目点となっている。

出典:CNBC-TV18