ニュースマクロインドのピユシュ・ゴヤル氏、BRICSに決済システムの連携と自国通貨建て貿易の拡大を要請

インドのピユシュ・ゴヤル氏、BRICSに決済システムの連携と自国通貨建て貿易の拡大を要請

著者: CryptoMeter io·

重要ポイント

  • インドの商工相ピユシュ・ゴヤル氏は、9月11日にニューデリーで開かれたBRICSビジネス・フォーラムで、各国の決済システムを相互接続し、自国通貨で決済する貿易を増やすよう加盟国に促した。
  • ゴヤル氏はクロスボーダー決済のモデルとしてインドのUPIを挙げ、11か国で受け入れられ、年間2,500億件を超える取引を処理していると説明した。
  • 同氏は、決済ネットワークの相互運用性を高めれば、共通通貨を導入しなくてもクロスボーダー取引を迅速化し、従来の国際決済チャネルへの依存を減らせると述べた。
  • 提案を実行に移すには、決済当局間の協力と、参加国間での規制・技術的枠組みの整合が必要となる。
  • ゴヤル氏は加盟国に対し、特に原材料や重要鉱物をめぐる市場開放、非関税障壁の削減、通関手続きの簡素化を求め、医薬品、エンジニアリング、電子機器、自動車、サービス、新興技術などの分野で協力を深めるよう促した。
インドのピユシュ・ゴヤル氏、BRICSに決済システムの連携と自国通貨建て貿易の拡大を要請

インドはBRICS加盟国とパートナー国に対し、各国の決済システムを連携させ、自国通貨で行う貿易を拡大することで金融統合を深めるよう呼びかけている。

9月11日にニューデリーで開催されたBRICSビジネス・フォーラムで、インドの商工相ピユシュ・ゴヤル氏は、クロスボーダー決済協力のモデルとなり得るものとして、同国の統合決済インターフェース(UPI)を紹介した。ゴヤル氏によると、UPIは現在11か国で受け入れられており、年間2,500億件を超える取引を処理している。

BRICS、クロスボーダー決済に注力

ゴヤル氏の提案は、BRICS諸国が国際貿易の摩擦を減らし、自国通貨の利用を拡大する方法を模索する中で示された。各国の決済ネットワーク間の相互運用性が高まれば、クロスボーダー取引を迅速化し、従来の国際決済チャネルへの依存を減らせる可能性がある。

ゴヤル氏はまた、デジタル貿易を世界的により利用しやすくするよう求め、BRICS加盟国に新興技術分野で協力するよう呼びかけた。この提案は、同枠組み内で金融面のつながりを強化することへの関心が広がっていることを反映している。BRICSの財務当局者や中央銀行総裁らは、クロスボーダー決済や貿易・投資における自国通貨の利用拡大に向けた実務的な手法について協議してきた。

この提案を実際に導入できるかどうかは、決済当局間の協力に加え、参加国間で規制面・技術面の仕組みを整合させられるかにかかっている。各国のシステムをどの程度緊密に接続できるか、また貿易における自国通貨決済をどの範囲まで利用できるかは、こうした取り決めによって決まることになる。

貿易統合が引き続き優先課題

ゴヤル氏は決済協力を、BRICS加盟国間の貿易を強化する幅広い取り組みと結び付けた。同氏は各国に対し、特に原材料や重要鉱物をめぐって相互に市場を開放するよう求め、非関税障壁の削減と通関・規制手続きの簡素化を促した。

ゴヤル氏によると、強靱なサプライチェーンには、貿易が双方向で行われることが必要だという。インドはまた、医薬品、エンジニアリング、電子機器、自動車、サービス、新興技術の分野で、より大きな協力を求めている。同氏は、スタートアップのエコシステムをつなぎ、女性が率いる企業の参加を拡大する機会にも言及した。

この決済提案は、共通通貨の創設を必要とせずに、BRICSが金融協力を進めるための実務的な手段となる。インドにとって、UPIの国際的な利用拡大は、国内のデジタルインフラがより広範なクロスボーダー商取引を支え得ることを示す既存の例となっている。