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堅調な米雇用統計が利上げ観測を強め、金が下落

著者: Economic Times Markets·

重要ポイント

  • 金価格は金曜日に下落し、予想を上回る米雇用統計がFRBによる利上げ期待を強めたことで、週間ベースでの下落が見込まれた。
  • 白金やプラチナも金とともに下落。貴金属は米金融政策の変化に連動して動く傾向がある。
  • 投資家は今後のインフレデータ、とりわけ消費者物価指数(CPI)やFRBの今後の会合を政策方向の手がかりとして注視している。
  • 金は収益を生まないため、金利上昇は保有の機会費用を高める。
  • 金はインフレや地政学的不確実性に対する伝統的なヘッジであり続けているが、ドル高と米国債利回りの上昇は価格の重しとなっている。
堅調な米雇用統計が利上げ観測を強め、金が下落

金価格は金曜日に下落し、週間ベースでの下落に向かいました。予想を上回る米雇用統計を受け、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ期待が高まったためです。金利上昇の見通しは、利子を生まない貴金属である金の魅力を低下させます。金は利払いを行わないため、借入コストが上昇する局面では一般的に下押し圧力に直面します。

白金やプラチナも金とともに下落しました。この3つの貴金属は米金融政策の変化に対して連動して動くことが多く、白金はより小規模で産業需要に連動する市場であるため、金よりも大きく変動する傾向があります。投資家は現在、今後のインフレデータ、とりわけ消費者物価指数(CPI)や、利上げ決定が発表されるFRBの今後の会合を注視し、米金融政策の方向性を探ろうとしています。

金は米金利観測の変化に極めて敏感です。金は収益を生まないため、金利上昇は保有する機会費用を高め、利下げ観測は価格を支える傾向があります。FRBのデュアルマンデート(二重の使命)は最大限の雇用と物価安定を covering しており、堅調な労働市場指標や高いインフレは政策決定の重要な材料となります。米労働省が毎月発表する非農業部門雇用者数は、労働市場が賃金や物価に上昇圧力をかけ続けるほど逼迫しているかを示す指標として、最も注視されている経済指標の一つです。

米ドルや米国債利回りも金価格に影響を与えます。ドル高は他通貨保有者にとって金をより高価にし、債券利回りの上昇は価値保蔵手段として金と競合します。一方で、金はインフレや地政学的不確実性に対する伝統的なヘッジとして広く保有されており、金利観測が価格の重しとなるなかでも、経済的・政治的ストレスの時期には需要が高まる傾向があります。

出典:Economic Times Markets