ニュース商品・FX米国のインフレ指標を前に、金価格は3日で10g当たりRs 6,600上昇、銀は1kg当たりRs 16,200急伸。大相場形成か?

米国のインフレ指標を前に、金価格は3日で10g当たりRs 6,600上昇、銀は1kg当たりRs 16,200急伸。大相場形成か?

著者: Economic Times Markets·

重要ポイント

  • この3日間で銀は7%以上上昇し、金は4%以上上昇した。
  • 金は10グラム当たり約Rs 6,600、銀は1キログラム当たり約Rs 16,200上昇した。
  • 投資家は、FRBの政策見通しに影響し得る今後の米消費者物価指数報告を前にポジションを調整していた。
  • ホルムズ海峡を巡る緊張などの地政学的不透明感が、地金への安全資産需要を押し上げた。
  • MCXの値動きは世界の貴金属指標やルピー・ドル為替に密接に連動し、インドの買い手や輸入業者に影響する。
米国のインフレ指標を前に、金価格は3日で10g当たりRs 6,600上昇、銀は1kg当たりRs 16,200急伸。大相場形成か?

米国のインフレ指標を前に、金価格は3日で10g当たりRs 6,600上昇、銀は1kg当たりRs 16,200急伸。大相場形成か?

インドのマルチ商品取引所(MCX)では、3日間で金と銀の価格が急伸した。米国の重要なインフレ指標の発表を前に安全資産への需要が高まり、地政学的な不透明感も強まったことが背景にある。

この3日間で銀は7%以上上昇し、金は4%以上上昇した。金価格は10グラム当たり約Rs 6,600、銀価格は1キログラム当たり約Rs 16,200上昇した。

今回の上昇は、米国のインフレ統計の公表を前に投資家がポジションを調整したことが要因となった。インフレ統計は、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定に影響する指標として広く注目されている。FRBの利上げ・利下げ見通しは、金や銀のような利回りを生まない資産に歴史的に影響してきた。一般に、金利低下は貴金属を保有する機会費用を下げるためである。今後発表される消費者物価指数(CPI)報告は、金融市場が最も注視するインフレ指標の一つであり、物価上昇圧力が利下げを正当化できるほど鈍化しているかどうかについて、FRBの判断に直接影響する。

地政学的緊張とホルムズ海峡を巡る不透明感も、地金への安全資産需要を押し上げた。ホルムズ海峡はペルシャ湾とオマーン湾の間にある狭い要衝で、世界の原油消費量のおよそ5分の1が通過する、世界で最も重要な海上輸送路の一つである。この地域での混乱や脅威は、投資家を伝統的な安全資産へと向かわせてきた。

ムンバイに本社を置くMCXは、インド最大の商品デリバティブ取引所であり、同国における金と銀の先物・オプション取引の主要な मंचとなっている。インドは、深く根付いた文化的需要や宝飾需要を背景に、現物金の世界有数の消費国でもあるため、国内価格の動きは個人投資家、宝飾業者、輸入業者に広く影響する。MCXの価格は通常、米ドル建てで取引される国際的な貴金属指標に連動し、Chicago Mercantile Exchange(CME)のCOMEX部門などの世界市場で取引される。そのため、ルピーとドルの為替変動もMCX価格に影響する。ルピー安は、ドル建て輸入品をインドの買い手にとって割高にするからである。

世界的には、金は経済・政治の不透明感が高い局面で価値保存手段として広く認識されている。一方、銀は貴金属としての性質に加え、太陽光発電や電子機器分野での用途拡大を含む工業需要の特徴も持つため、商品相場の上昇局面では金よりも大きな割合で値動きすることが多い。

Source: Economic Times Markets