エミリアーノ・マルティネス、750万ポンドの移籍でチェルシー加入へ―プレミアリーグ制覇を目指す
重要ポイント
- •チェルシーは2026年8月30日、アストン・ビラからエミリアーノ・マルティネスを750万ポンドで獲得したことを確認した。
- •マルティネスの契約は3年と報じられているが、2年+3年目オプションとする報道もある。
- •この獲得は、プレミアリーグ開幕戦のフラム戦2-3の敗戦後、GKロベルト・サンチェスへの批判を受けてのものだった。
- •アストン・ビラはすでに日本代表の鈴木彩艶を獲得しており、GKの世代交代がマルティネスの退団を促した。
- •マルティネスの栄光には2022年W杯優勝、ヤシン賞2回、ビラでのヨーロッパリーグ優勝があり、ブライトン戦でデビューする可能性がある。

エミリアーノ・マルティネスが持つトロフィーのコレクションは、多くのゴールキーパーが羨むものだ。W杯優勝メダル、コパ・アメリカ複数回優勝、ヤシン賞2回、そしてヨーロッパリーグの冠。33歳となったアルゼンチン人の守護神は、今、彼の手にしたことのない唯一の栄光――プレミアリーグ優勝――を求めており、その実現をチェルシーに託そうとしている。
チェルシーは2026年8月30日、アストン・ビラからのマルティネスの加入を750万ポンドの移籍金で確認した。契約期間は3年だが、一部報道では2年+3年目の延長オプションに近い構造とされている。
チェルシーが迅速に動いた理由
チェルシーは2025/26シーズンのプレミアリーグ開幕戦でフラムに2-3で敗れ、この結果は直ちにゴールキーパー事情に圧力をかけた。正守護神のロベルト・サンチェスはこの敗戦でのパフォーマンスに批判を受けた。マルティネスの獲得は、この脆弱性への直接的な対応である。
近年、チェルシーにとってGKの座は繰り返し疑問視されており、クラブは選手を入れ替えながら明確な長期の正GKを固めるに至っていない。マルティネスの獲得により、最高レベルでの実績に疑いの余地がない守護神を手に入れることになった。
マルティネスはビラ・パークでの256試合の出場経験に加え、指導では身につけられない大舞台での落ち着きを持って加入する。
ビラ側の事情
マルティネスの退団は、チェルシーの野心だけで決まったものではない。アストン・ビラはすでに日本代表の鈴木彩艶の獲得に動いており、この移籍はクラブがGKの世代交代に前向きであることを事実上示すものだった。状況を読んだマルティネスは、ビラ・パークでの自身の役割が縮小していくのを見て取った。
彼は2020年にアーセナルからビラに加入した。北ロンドンでの10年の大半を控えとして過ごした後、2019/20シーズン終盤にファーストチームの座を勝ち取り、アーセナルのその年のFAカップ決勝制覇に貢献した。ビラでの256試合には、2025/26シーズンのUEFAヨーロッパリーグ優勝への道のりが含まれており、その優勝キャンペーンでの彼のパフォーマンスはクラブの成功の中心だった。
マルティネスがスタンフォード・ブリッジにもたらすもの
マルティネスは、すべての試合と練習で100%勝つことにコミットすると語っている。
2022年のカタールW杯での英雄的な活躍――多くの人が史上最高の決勝と呼ぶアルゼンチン対フランスの一戦でアルゼンチンが勝利した――は、彼を現代サッカーで最も勝負強いゴールキーパーの一人として確立した。世界最高のGKに贈られるヤシン賞を2度受賞したことで、それが一大会だけの奇跡ではないことが裏付けられた。
当面の課題は、サンチェスとの正GK争いだ。マルティネスは次のブライトン戦で早くもチェルシーでのデビューを果たす可能性がある。スペイン人GKをどれだけ早く定位置から引きずり下ろすか、そしてエンツォ・マレスカが2人の実績あるベテランGKの起用をどう回転させるかは、今後数週間の注目点となる。
750万ポンドという移籍金も、その抑制された金額で際立っている。クラブがマルティネスの実績に远く及ばない選手にその10倍の金額を日常的に費やす市場において、チェルシーは真のバリューを手に入れたとみられる。