米原油在庫、燃料需要の鈍化で450万バレル減
重要ポイント
- •米EIAによると、8月28日終了週の米原油在庫は450万バレル減少した。
- •商業原油在庫は4億2,450万バレルで、5年平均を1%上回っている。
- •APIは同週の米原油在庫が260万バレル減少したと報告していた。
- •自動車ガソリン在庫は120万バレル減少し、ガソリン生産は日量980万バレルで横ばいだった。
- •留出油在庫は80万バレル増加し、在庫水準は5年平均を14%下回った。

米国の原油在庫は、8月28日終了週に450万バレル減少した。水曜日に公表された米エネルギー情報局(EIA)の最新データで明らかになった。政府統計によると、この取り崩しで商業原油在庫は4億2,450万バレルとなり、この時期の5年平均を1%上回っている。
EIAの発表は、その1日前に公表された米石油協会(API)の統計に続くもので、同統計では同期間の米原油在庫が260万バレル減少していた。EIAとAPIの週間在庫統計は、米燃料市場における原油需給、精製所の稼働状況、需要動向を示す指標として注目されている。
ニューヨークでは午前10時18分時点で原油価格が下落していた。原油先物は当日下落して取引され、Brent先物は1バレル94.01ドルで、前日比0.64ドル安(0.68%安)だったが、前週同時点よりおよそ7ドル高かった。WTIも水曜朝に下落し、1バレル89.24ドルで、前日比0.98ドル安(1.09%安)となった一方、1週間前より約8ドル高い水準だった。
精製製品では、EIAは自動車ガソリン在庫が120万バレル減少したと発表した。前週は250万バレルの減少だった。直近のデータでは、ガソリンの平均日次生産量は980万バレルで横ばいだった。
留出油在庫は80万バレル増加し、生産は日量510万バレルの平均に低下した。留出油在庫は現在、5年平均を14%下回っている。
米原油需要の代理指標である総供給製品は、直近4週間の平均で日量2,040万バレルとなり、前年同期比で4%減少した。ガソリン需要は4週間平均で日量890万バレル、留出油の4週間平均供給量は日量370万バレルで、前年同期比6%減だった。こうした需要指標は、原油在庫の取り崩しが燃料消費の増加によるものか、それとも精製稼働や製品在庫の変化によるものかを見極める上で重要だ。
Julianne Geiger / Oilprice.com
Oilprice.comの注目記事
- ホルムズ海峡で未知の飛翔体が2隻の超大型タンカーを直撃
- ロシア、アジア向けLNG輸送でダークフリートを倍増
- 米国のエネルギー貯蔵容量設置、Q2に過去最高を記録