デルタ航空(DAL)株、第3四半期に15億ドルの黒字を発表も時間外取引で3.50%下落
重要ポイント
- •デルタ航空の株価は、9月期四半期に前年並みとなる15億ドルの経常前利益(調整後)を計上したにもかかわらず、金曜の時間外取引で3.50%下落し79.30ドルとなりました。
- •第3四半期のGAAP営業収益は202億ドル、調整後1株当たり利益は1.72ドルとなり、持続的な旅行需要が燃料費の高騰を相殺する一因となりました。
- •デルタは2026年に約60億ドルの追加燃料費を見込む一方で、通期の調整後経常前利益は約45億ドルを予想しています。
- •同社は2026年のガイダンスを維持しており、調整後1株当たり利益5.10〜5.60ドル、営業利益率7〜9%、フリーキャッシュフロー約25億ドル、グロスレバレッジ約2.2倍が含まれます。
- •デルタは四半期に営業キャッシュフロー17億ドル、年内9カ月間でフリーキャッシュフロー19億ドルを生み出しました。

デルタ航空(DAL)の株価は、9月期四半期に前年並みとなる15億ドルの経常前利益(調整後)を報告したにもかかわらず、金曜の時間外取引で3.50%下落し79.30ドルとなりました。
同社は強い旅行需要に支えられ、第3四半期の売上高202億ドルを計上。燃料費の上昇にもかかわらず調整後1株当たり利益は1.72ドルを記録しました。通期では、追加の燃料費約60億ドルを見込む一方で、調整後経常前利益は約45億ドルを引き続き予想しており、2026年の利益見通しを維持したまま、フリーキャッシュフロー25億ドルを目標としています。
デルタ、第3四半期の好業績を報告
デルタは、ネットワーク全体で航空旅行需要が続くなか、第3四半期のGAAP営業収益が202億ドルに達したと報告しました。営業利益は15億ドルで、営業利益率は7.2%でした。GAAP税引前利益は11億ドル、1株当たり利益は合計1.15ドルとなりました。
調整後ベースでは、営業収益176億ドル、営業利益17億ドルを記録しました。調整後営業利益率は9.4%、調整後税引前利益率は8.5%を達成しています。調整後1株当たり利益は1.72ドルとなり、高水準の運営コストにもかかわらず同社の業績を反映しています。航空会社は通常、GAAPと調整後の両方の数値を公表しており、調整後の数値は中核外の項目を除外して本来の営業パフォーマンスを示します。
キャッシュ創出も四半期の大きな特徴でした。デルタは9月期に営業キャッシュフロー17億ドルを生み出し、年内9カ月間でフリーキャッシュフロー19億ドルを積み上げました。同社はこれらの成果を、持続的な旅行需要と収益性維持への継続的な取り組みによるものとしています。
燃料費の増加が収益性を圧迫
デルタは、旅行ネットワーク全体で需要が強いまま続くなか、多額の燃料費に引き続き直面しており、この組み合わせが2026年の同社の財務計画を形作ってきました。燃料はあらゆる航空会社にとって最大のコスト項目の一つであり、航空会社の利益率は航空燃料価格の動きに敏感に左右されます。最高経営責任者(CEO)のエ・バスティアン氏は、同社の強さについて業務改善と持続的な顧客需要によるものとし、財務パフォーマンスを維持しながら高コストを管理する同社の能力を強調しました。
同社は2026年に約60億ドルの追加燃料費を見込んでいます。しかし経営陣は、通期の調整後経常前利益を約45億ドルと予想しています。デルタは、収益性のある成長、より強力なキャッシュ創出、財務効率の向上を引き続き優先していると述べました。
燃料価格の前提は、12月期四半期の見通しにも影響しています。同社はこの期間のオールイン燃料価格を1ガロン約4.25ドルと予想しており、この推計には1ガロンあたり約0.40ドルの製油所によるメリットが含まれています。このメリットは、デルタが製油所を所有していることに由来するもので、大手航空会社の大半とは異なる同社の特徴です。
デルタ、2026年通期の財務ガイダンスを維持
デルタは通期の調整後1株当たり利益を5.10〜5.60ドルと予想しており、年間の営業利益率は7〜9%の見通しです。さらに経営陣は2026年のフリーキャッシュフローを約25億ドルと予想しています。
12月期四半期については、調整後1株当たり利益を1.15〜1.65ドルと見込んでいます。この四半期は年末のホリデーシーズンの旅行期間を含み、伝統的に航空会社のカレンダーで最も繁忙な時期の一つです。同社は四半期の燃料価格の前提を10月2日時点の先物市場価格に基づいており、実際の燃料費はそれ以降の市場の動きに左右されます。通期の見通しには、約2.2倍のグロスレバレッジも含まれています。
長期的な財務フレームワークの下で、デルタは10代半ばの利益率とリターンを目標とし続けており、持続的なフリーキャッシュフローと1倍に近づくグロスレバレッジも追求しています。各決算シーズンで最初に発表する米国主要航空会社として、デルタの業績と先行ガイダンスは、業界全体の需要とコスト状況の早期指標として注目されています。それでもなお、金曜の時間外取引での株価下落は、同社の報告された決算と2026年の残り期間の予想収益性とは対照的な結果となりました。