CASE IH、農家の収益性を軸にした農機・技術開発を推進
重要ポイント
- •CASE IHは、複雑な農業経済の中で新しい農機・技術の開発にあたり、農家のコスト管理支援を最優先事項としている。
- •商品価格の下落と収益の悪化により農家が機械購入を見送った結果、業界全体で農機需要は減速している。
- •CASE IH北米担当VPのカート・コフィー氏は、ディーラー活動が最近活発化し、市場センチメントが改善していると述べた。
- •コフィー氏の発言は、アイオワ州ブーンのCASE IHブースでのFarm Progress Show前パネルディスカッションで行われた。
- •ディーラー回遊の改善が今後の四半期に実際の農機販売台数につながるかは不透明である。

農業経済が圧力を受ける中、CASE IHは新しい農機と技術の開発において、農家のコスト管理支援を最優先事項に据えている。
「農業経済がここ数か月間、複雑な状況にあることは承知しています」とCASE IH北米担当VPのカート・コフィー氏は述べた。「顧客は投入財価格や、一部投入財の不足、商品価格の変動といった課題に直面しています」
近年、業界全体で農機需要は減速しており、商品価格の下落と農業収益の悪化により多くの生産者が機械の購入を見送った結果、少数派となった大型購買をめぐる競争の中で、メーカーにとってコスト管理機能が主要なセールスポイントとなっている。
「農家が本当に厳しい時期を乗り越えようとしていることは分かっています。ですから、必ずしも新しく輝く赤い塗装を売り込んでいるわけではありません」と同氏は語った。
コフィー氏によれば、農機市場には回復の兆しが見え始めている可能性があるという。
「先週、多くのディーラーを訪ねましたが、活動が本当に活発化しています」とコフィー氏は述べた。「楽観論と前向きなセンチメントが広がっています。反騰を見てきました」
このディーラー活動の活況が今後の四半期に実際の販売台数につながるかはまだ分からないが、メーカーによるディーラー回遊の改善に関する発言は、農機需要が底打ちしつつあるかを判断するうえで業界が注目するシグナルのひとつである。
コフィー氏はこれらの発言を、月曜午後にアイオワ州ブーンで行われたCASE IHブースでのFarm Progress Showに先立つパネルディスカッションで行った。
Farm Progress Showは中西部で毎年開催される農業見本市であり、CASE IH、John Deere、CLAASなどをはじめとする大手メーカーによる機器展示や実演が行われる。