トム・リー率いるBitmine、ETHを約3,000万ドル分追加購入、買い入れは終盤へ
重要ポイント
- •Bitmine Immersion Technologiesは12,535 ETH(約3,000万ドル)を追加購入し、保有総量は6,041,481 ETH(約143億ドル相当)となった。
- •同社はイーサリアム供給量の4.9%を保有し、5%目標に対して約99%到達、残り約63,500 ETH。
- •トム・リー会長は、5%の保有閾値を超えた時点で週次購入を停止すると述べており、購入プログラムは近く終了する可能性がある。
- •リー氏は直近の暗号資産安を、AI資金調達への懸念、米国とイランの緊張、中間選挙の不透明感、世界の債券利回り上昇に伴うリスク許容度広範な後退に帰した。
- •Bitmineは保有ETHの約84%をMAVANプラットフォームでステーキングしており、年換算のステーキング収益は約3億900万ドルを見込む。

Bitmine Immersion Technologiesは週次のイーサリアム購入を継続し、市場全体の売り圧が暗号資産価格を押し下げる中、12,535 ETH(約3,000万ドル)を追加取得し、蓄積計画の最終局面に近づいた。
月曜の発表によると、NYSE上場の同社の保有量は6,041,481 ETHに増加し、参考価格2,365ドルベースで約143億ドルの価値に相当する。これはイーサリアムの供給量1億2,210万トークンの4.9%にあたり、同社自身の集計で、ネットワークの5%保有を目指す「Alchemy of 5%(5%の錬金術)」と呼ぶ目標に対し99%到達したことになる。到達までわずか15ヶ月だった。この計算では、5%ラインまで残り約63,500 ETHとなる。
今回の購入により、2025年6月30日に戦略を開始して以来、毎週イーサリアムを購入し中断していない蓄積記録が延長された。トム・リー会長は、積み増しはほぼ完了しており、5%の閾値を超えた時点で購入を停止すると述べており、今後の週次発表が購入プログラムの終了を示す可能性がある。(開示:トム・リー氏は、Decryptの親会社Dastanの投資家の一人です。)
直近の購入は、同社が含み損を抱えた状態で行われた。これは昨年、高値圏でポジションの多くを構築した結果であり、ETHは現在、高値を大きく下回って取引されている。143億ドルという数字は参考価格に基づく時価評価であり、ETHの取引価格により報告される価は変動する。
リー氏は、暗号資産の直近の弱含みを、リスク許容度の広範な縮小に帰し、AI資金調達やモデル安全性への懸念、米伊(米国とイラン)関係の緊迫化、中間選挙の不透明感、世界の債券利回りの上昇を挙げた。暗号資産の保有が広がる韓国や台湾などの市場でAI・半導体株の売りがデジタル資産に波及したとし、ファンダメンタルズが強い限り、今回の下落は歴史的に魅力的なリスク・リワードの買い場だと述べた。
現金、その他トークン、そして同社が「ムーンショット」と呼ぶ投資を含めると、Bitmineの総資産は10月18日時点で151億ドルに達した。内訳は、215 BTC、現金および有価証券5億8,200万ドル、Beast Industriesへの1億8,000万ドルの出資、そしてEightco Holdingsへの7,400万ドルのポジションで、同社はこれをOpenAIへの間接エクスポージャーを得られる希少な上場プロキシとして位置付けている。
Bitmineは世界最大のイーサリアム財務保有者であり、暗号資産全体でも、約848,250 BTCを保有するマイケル・セイラー氏のStrategyに次ぐ第2位である。上場企業のバランスシートでBTCを保有するStrategyの手法は、Bitmineがイーサリアムに適用した企業型暗号資産財務モデルを普及させた。Strategyも最近、約2,200万ドル分のBTCを追加購入し、優先株の買い戻しを行った。
一方、Bitmineは保有量の約84%にあたる5,067,309 ETHをMAVANプラットフォームを通じてステーキングしており、年換算で約3億900万ドルの収益を見込んでいる。ステーキングはETHをロックしてネットワーク運営を支援し報酬を得る仕組みで、市場価値が変動する中でも財務の大きな部分を収益創出ポジションに変えている。