ニュース暗号資産投資家の不透明感が続くなか、ビットコインの利益保有供給が53.8%に低下

投資家の不透明感が続くなか、ビットコインの利益保有供給が53.8%に低下

著者: Cryptofrontnews·

重要ポイント

  • •ビットコインの利益状態にある供給は53.8%で、一時的な60%超えのピークから低下し、大多数の保有者が利益を得ている市場とそうでない市場を分ける50%の中立しきい値近辺で推移している。
  • •アナリストのDarkfost氏は、流動性の低い現在の市場をより正確に反映するため、計算から10年以上保有されているコインを除外しており、不確実な状況下ではこの指標は通常50%近辺で変動すると指摘している。
  • •Darkfost氏によると、利益性の小幅な回復だけでは価格を押し上げるのに十分な信頼感はまだ得られておらず、キャピチュレーション後に40%を下回った場合、信頼感と需要が再構築されるまで時間がかかるという。
  • •10月9日から21日にかけてスポット市場の資金流出入は不安定で、ビットコインが80,000〜81,000ドルへ下落するなか、10月15日頃には最大の流出が9,000万ドル近くに達した。
  • •10月20日には6,000万ドル超の流入によりビットコインは83,000ドルへ回復したが、10月21日には3,000万ドル近い別の流出が現、売り圧力が再燃した。
投資家の不透明感が続くなか、ビットコインの利益保有供給が53.8%に低下

アナリストのDarkfost氏(Xへの投稿)によると、利益状態にあるビットコインの流通供給の割合は、一時60%を超えた後53.8%まで低下し、50%の中立しきい値近辺にとどまっており、投資家の不透明感の継続を浮き彫りにしている。

この指標は、オンチェーン上の取得価格が現在の市場価格を下回るコインの割合を追跡するものであり、そのため50%ラインは、大多数の保有者が利益を得ている市場とそうでない市場を分ける境界点として機能する。したがって、このしきい値に近い数値は、保有者層全体で信頼感がどの程度維持されているかを測る指標として扱われることが多い。

利益指標の軟化は、10月9日から21日にかけてのスポット市場資金流出入の不安定な動きと一致しており、10月15日頃には流出額が9,000万ドル近くに達し、ビットコインの価格は約79,400ドルから85,000ドルの間で変動した。10月20日には流入が6,000万ドルを超え、資産は83,000ドルへ回復したが、10月21日には売り圧力が再燃した。

Darkfost氏:利益供給は中立近辺で推移

Darkfost氏は、利益性の小幅な回復だけでは、価格を押し上げるのに十分な信頼感がまだ得られていないと述べた。流動性の低い現在の市場をより正確に反映するため、この分析では10年以上保有されているビットコインを除外している。

同アナリストによると、不確実な市況下では利益状態にある供給の割合は50%近辺で変動することが多いという。キャピチュレーション(投げ売り)局面でこの割合が40%を下回った後、中立しきい値を上回って回復するには時間がかかる場合があり、投資家の信頼感と新たな需要の双方が再構築されるには時間が必要だとしている。

現在の53.8%という数値は、一時的な60%超えの後に出てきたもので、指標は中立レンジ近辺にとどまっている。Darkfost氏の見立てでは、この位置にあることで、50%ラインを上回る幅が、保有者の信頼感が実際に回復しつつあるかを測る基準点となっている。

スポットフローは10月に大きく変動

ビットコインのスポットの時間単位の資金流入・流出チャートは、10月9日から21日にかけての価格と並行した資金の動きを跡しており、緑色のバーは正味流入(プラスのネットフロー)、赤色のバーはマイナスのネットフローを示し、黄色の線はビットコインの価格を表している。

この種のネットフローデータは、一般的に短期的な売買圧力を測る指標として解釈される。流入はコインが取引所へ移動していることを、流出はコインが引き出されていることを示しており、チャートに見られる緑と赤の交互の動きが、この期間の不安定な取引環境を物語っている。

10月9日から11日にかけて、ビットコインは約81,500ドルから83,000ドルへ上昇し、複数の正味流入が3,000万ドルを超えた。その後、価格は10月11日〜12日に84,200ドル近くまで上昇したが、反落した。

10月12日から15日にかけて売り圧力が強まった。複数のマイナスのネットフローが3,000万ドルを下回り、最大の流出は10月15日頃に9,000万ドル近くに達した。その後、ビットコインは80,000〜81,000ドルへ下落した。

売りと買いが交錯するなか83,000ドルへ回復

10月16日から18日にかけて、ビットコインは流入と流出が交互に現れるなか、主に81,000ドルから82,000ドルのレンジで取引された。その後、10月18日から20日にかけて6,000万ドルを超える正味流入の急増が現れ、82,500〜83,000ドルへの回復と重なった。

10月21日にも売り圧力が見られ、別の流出が3,000万ドル近くに達した。したがって、ビットコインの83,000ドルへの回復は、取引所資金フローの読みにくい動きとともに進んだことになる。

これら2つのデータセットを併せて見ることで、Darkfost氏が指摘する不確実性を読者は簡潔に確認できる。利益状態にある供給が50%の中立ラインを上回り続けられるか、そしてスポットのネットフローがより一貫した方向に落ち着くかどうかが、同氏の言う信頼感と需要の再構築が実際にどのように進んでいるかを示すことになる。

全体として、チャートが示す観測された価格レンジは約79,400ドルから85,000ドルであり、この期間を通じて資金フローの変動が価格変動とともに続いたことが記録されている。