上海が初の5500万TEU超え、WTCP 2026世界コンテナ港ランキング発表
重要ポイント
- •上海は2025年に過去最高の5510万TEUを処理し、前年比6.9%増で5500万TEUを初めて突破した港として世界首位となった。
- •シンガポールが4470万TEU(+8.6%)で2位、寧波-舟山が前十位で最速の11.6%増となる4390万TEUで3位となった。
- •トップ10の顔ぶれは前年と変わらず、10港のうち6港が中国本土の港湾である。
- •成長率は大きく分化し、中国のトップ10入り6港のうち5港が6~12%成長した一方、釜山(+2.0%)、天津(+3.2%)、ジェベル・アリ(+0.1%)は出遅れた。
- •上位3港の合計取扱量は2025年に1億4300万TEUを超え、東アジア・東南アジアへのコンテナ輸送の集中が際立っている。

2026 World Top Container Ports(WTCP)ランキングと、TEU取扱量による世界125大コンテナ港の年間リーグ表が、Container Management(CM)より2026年7月24日のデジタル版公開に続いて印刷版として発表されました。印刷版は年次WTCP壁面マップと併せて提供されます。TEU(二十フィート相当単位)はコンテナ貨物量を測る業界標準の指標であり、1TEUは標準的な二十フィートコンテナ1個に相当します。港湾の年間取扱量は世界の貿易フローを示す最も注目される指標の一つです。
上海港は首位を維持し、2025年には過去最高の5510万TEUを処理しました。これは前年比6.9%増で、5500万TEUの大台を初めて突破した港湾となります。シンガポールが4470万TEU(+8.6%)で2位、寧波-舟山が4390万TEUで3位となり、トップ10の中で最速の成長率(+11.6%)を記録しました。上位3港だけで2025年に合計1億4300万TEU超を処理しており、東アジアおよび東南アジアのハブへのコンテナ輸送の集中ぶりが際立っています。
トップ10は前年版と全く同じ顔ぶれで、深圳、青島、広州、釜山、天津、ジェベル・アリ、ポートクランが表を埋めています。10港のうち6港が中国本土の港湾で、残りをシンガポール、韓国の釜山、UAEのジェベル・アリ、マレーシアのポートクランが占めています。しかしこの安定は分化する軌跡を覆い隠しています。中国のトップ10入り6港のうち5港は6~12%成長した一方、釜山(+2.0%)、天津(+3.2%)、ジェベル・アリ(+0.1%)は出遅れました。
「この表は静的に見えます。昨年と同じ10港が同じ順番で並んでいますが、その安定は見せかけです。上海が5500万TEUを突破し、寧波-舟山が1年でほぼ12%成長したことは、システムの勢いがどこにあるかを示しています。一方、釜山とジェベル・アリの伸び您みは、需要の落ち着き方がいかに不均衡かを物語ります。今版の物語は順位ではなく、その分化にあります」と、Container Management / WTCPのリサーチアナリスト、Lucas Wild氏は述べています。
完全なランキングはContainer ManagementのWTCP 2026年版および印刷版WTCPマップに掲載されています。インタラクティブマップと通年のランキングはwtcp.digital/mapでご覧いただけます。
WTCP 2026 トップ10(2025年取扱量):
- 上海 — 5510万TEU(+6.9%)
- シンガポール — 4470万TEU(+8.6%)
- 寧波-舟山 — 4390万TEU(+11.6%)
- 深圳 — 3540万TEU(+6.0%)
- 青島 — 3290万TEU(+6.6%)
- 広州 — 2770万TEU(+6.2%)
- 釜山 — 2490万TEU(+2.0%)
- 天津 — 2400万TEU(+3.2%)
- ジェベル・アリ — 1560万TEU(+0.1%)
- ポートクラン — 1510万TEU(+3.4%)
出典:Container Management