ニュース株式Waymo、PIMCO、Blackstone、Sixth Streetから30億ドル超の格付けなし債務調達を模索 初の借入取引へ

Waymo、PIMCO、Blackstone、Sixth Streetから30億ドル超の格付けなし債務調達を模索 初の借入取引へ

著者: CryptoBriefing·

重要ポイント

  • WaymoはPIMCO、Blackstone、Sixth Street Partnersから30億ドル超の格付けなし債務を調達する見通しだ。
  • この資金調達にはGoldman Sachsが助言しており、Waymoにとって初の債務取引となる。
  • Waymoは2026年2月に1260億ドルのポストマネー評価額で160億ドルを株式調達した。
  • 同社は米国14都市で有料ロボタクシーを運行し、4000台超の車両で週50万回超の有料乗車を提供している。
  • 想定調達コストはベンチマークを500ベーシスポイント超上回り、WaymoはなおEBITDAが赤字で、年末までに週100万回の乗車を目標としている。
Waymo、PIMCO、Blackstone、Sixth Streetから30億ドル超の格付けなし債務調達を模索 初の借入取引へ

Waymoは、Alphabet傘下の自動運転部門で、Pacific Investment Management Co.(PIMCO)、Blackstone、Sixth Street Partnersの3社から、30億ドル超の格付けなし債務を確保する見通しが近づいている。Goldman Sachsがこの取引の助言を行っており、実現すれば、同社が長年にわたり株式資金調達のみに依存してきた後、初めて債券市場に踏み出すことになる。

想定される金利水準は、ベンチマーク金利を500ベーシスポイント超上回る見通しであり、なお拡大局面にあるものの、まだ正のEBITDAを生み出していない企業にとって、この種の資金調達がいかに高コストになり得るかを示している。

株式資金調達から債務調達へ

2026年2月、Waymoは株式ラウンドで160億ドルを調達し、ポストマネー評価額は1260億ドルとなった。現在、Waymoは米国14都市で有料ロボタクシーサービスを展開しており、4000台超の車両で週50万回超の有料乗車を提供している。同社は年末までに週100万回の乗車を目標としている。

この拡大は、WaymoがなおEBITDAベースで赤字の状況で進んでいる。格付けなし債務を選ぶ判断は意図的とみられる。格付け付き債務では開示や格付け機関による精査が必要となるが、Waymoは現段階でそれを避けたい可能性がある。格付けなしのプライベート・クレジットを利用することで、柔軟性、迅速性、公開上の義務の少なさを得られる一方、コストは大幅に高くなる。ベンチマークを500ベーシスポイント超上回る条件では、資金調達は高額となり、事業拡大に向けてどれだけの運転余力を買うのかが焦点となる。

最近の拡大

2026年9月1日、WaymoはDenver、San Diego、Tampaで有料サービスを開始し、展開都市数は14都市となった。車両数も4000台の節目を超えている。週100万回の乗車目標に到達すれば、現在の取扱量は実質的に約2倍になる。

関与する貸し手の意味

PIMCO、Blackstone、Sixth Streetの参加は注目に値する。これらは単なる成長期待を買うベンチャー・ファンドではない。世界最大級のプライベート・クレジット投資家であり、Waymoのキャッシュフローを十分に精査したうえで、リスクを受け入れる判断をしたことを示唆している。

もっとも、Waymoが黒字化に至るまでの道のりが、債務の満期より長引くリスクはある。なお現金を消費し続け、30億ドルの債務に対してベンチマークを500ベーシスポイント超上回る利払いを行う企業には、正のユニットエコノミクスに向けた目に見える進展が必要となる。