調査でトランプ氏の上位評価語は「腐敗した」「危険な」に、記事は信頼の低下を警告
重要ポイント
- •有権者対象のエコノミスト/YouGov調査で、トランプ氏の形容語として「腐敗した」(53%)と「危険な」(51%)が最も多く支持された。
- •月発表のギャラップ調査では、政府の腐敗が蔓延していると答えた米国人は89%に達し、質問開始以来20年間で最高水準を記録した。
- •国防総省検査総監は、イランのドローン・ミサイル攻撃による装備・建物の損失37億ドル、約60機の航空機の破壊・深刻な損傷、兵士18人の死亡を報告し、トランプ氏の「損害なし」発言と矛盾している。
- •記事は、尹錫悦氏の無期懲役やボルソナロ氏の懲役27年など、アルゼンチン、韓国、ブラジルでの起訴を、指導者の責任追及が民主主義を強化する証拠として挙げている。
- •著者は、民主党が不正の責任者を起訴すると公約し、新政権初日に召喚状を開始し、公開法廷を持つ独立検察を設置するよう求めている。

有権者を対象とした新たなエコノミスト/YouGovの調査で、ドナルド・トランプ氏を形容する語として最も多く支持されたのは53%で「腐敗した」、51%で「危険な」だった。登録有権者の共和党支持者のうち、トランプ氏を「誠実」と評したのは半数に満たなかった。この調査は、英国の報道機関エコノミストが、オンライン調査で知られる国際調査会社YouGovと共同で定期的に実施しているシリーズの一つである。
この結果は、今月初めに発表されたギャラップの調査と一致している。それによれば、米国人89%が政府の腐敗が蔓延していると考えており、ギャラップがこの質問をしてきた20年間で最高水準であった。両政党の政権を包含するこの期間において、この数値は他の先進工業民主主義国で報告されたどの数字よりも高かった。
記事はこの調査を、中東の米軍施設の損害に関する新たな報道と結び付けている。調査公表と同じ日、CBSニュースは、米軍関係者がクウェートとサウジアラビアから持ち出したとされる写真を公開した。画像には、イランのドローンとミサイルによる兵舎、施設、米軍航空機への広範な損害が写っていた。
国防総省の検査総監——軍事プログラムと支出を監査する同省の独立監視機関——は、装備および建物に37億ドルの損失があり、約60機の航空機が破壊または深刻な損傷を受けたと報告している。この報告は、トランプ氏が前週、イラン軍は米国の施設と部隊に「損害なし」「何もない」と述べたことに続くものである。兵士18人が死亡し、数百人が入院したと報じられている。
トランプ氏はこの損失を「些細なこと」と評し、数週間前にウォルター・リードを訪れた際、負傷兵を見舞うことを拒否した。身元を明かさない一人の兵士はCBSニュースにこう語った。「目を閉じて立ったまま、顔を殴られ続けているんだ」。
記事は、トランプ氏の中東などでの出来事に関する繰り返される発言が公的信頼の喪失に寄与しており、調査結果は多くの米国人がその発言と報道された事実の間の齟齬を認識していることを示唆していると論じている。そして、国が政府と指導者への信頼を失うと何が起きるのか、その信頼をいかに回復できるのかを問うている。
著者は、ドイツの国際救援団体のために世界を旅した経験に基づいている。1990年代のコロンビア、ボゴタへの数度の旅——『The Prophet’s Way』でも語られている——で、入国審査官がパスポートに押印しながら「観光のお客さん、気をつけてくださいね」と言ったことを著者は回想している。タクシーに乗るな、警察を信じるなと警告され、ボゴタに15年住むドイツ人女性は、玄関のベルが鳴るたびに身をすくめたという。
その女性の夫の会社の事務マネージャーは、ごく普通の中流階級の男性だったが、15人の武装集団が16歳の娘を探して自宅に押し入るのを、銃を突きつけただ見ているしかなかった。彼女が不在と知ると、彼らは夫の妻——著者の夕食の同席者の友人——を連れ去った。
1か月間、誘拐犯は毎晩夫に電話をかけ、夫がクレジットカード、銀行口座、退職貯蓄を空にする間、妻に電話越しに泣かせ続けた。夫がマンションを抵当に入れ、残りの金と信用をすべて差し出した後になってようやく、彼女は解放された。解放後、彼女はほとんど話すこともできないほど人格が崩れ落ち、家族はコロンビアを離れてドイツに帰国する資金を友人たちから必死に借りようとしていた。
滞在先の教会を管理していた修道女は、日没後にレストランへ行かないよう警告し、市内で唯一信頼できるタクシー会社の電話番号を書き留めてくれた。教会自体が鉄の扉とセメントの壁で固められていた。著者はまた、非番の警官や兵士が「ハントクラブ」を組織し、ストリートチルドレンをスポーツとして射殺していたという報告も回想している。
ある朝のドライブで、著者とホルスト・フォン・ヘイヤーは、笑顔でAK-47を構える警備員がいる高級住宅街のゲート付きコミュニティの広告看板を通り過ぎた。近くで、少年が血の海の中で路上に横たわり、制服の男が銃を手にしたまま彼の上に立っていた。車内の誰も言葉を発しなかった。そのような暴力があまりに日常的になっていたからだと著者は書いている。
記事は、ボゴタを、市民が政府への信頼を失うと何が起きうるかの一例として提示している。そして、その信頼の空白には二つの集団が流れ込むと論じる。一つは、何の因果も受けずに行動できると判断する略奪者であり、もう一つは暴力と権威主義的支配による秩序の回復を約束する強権政治家である。
著者は、最初のパターンが企業による搾取——過剰な手数料を課す銀行、利益増大のために医療を拒む保険会社、気候変動について国民を誤導する石油企業とその共和党の味方——に見られると述べている。
二つ目のパターンは、強権指導者の台頭に見られると記事は論じる。著者は1990年代のロシア、カリーニングラードでの旅を回想している。当時、四人の警官がスピード違反で車をめたが、高級チョコレート一箱を渡すとそのまま通してくれた。レーニン広場周辺のギャングが仕切る売店は「町で最も安全な場所」とされ、ウォッカはミネラルウォーターより安かったという。
6年後、ロシアは——犯罪とオリガルヒの搾取に疲弊していた——秩序の回復を約束するKGB大佐に国を委ねたと著者は書く。記事によれば、ロシアではそれ以来、自由選挙が行われていない。
著者はこの展開を、腐敗した政権が国を貧しくし中間層を弱体化させた後に実施されたエルサルバドルのナイブ・ブケレ氏の当選と比較する。ブケレ氏は自らを「中央アメリカで最もクールな独裁者」と称したことがある。その政権はその後、国民の約2%を逮捕・収監し、犯罪を減らす一方で、記事によれば民主主義を完全に終わらせた。
著者は、ペルー、フィリピン、ウガンダ、南スーダン、ダルフールでも同様の信頼崩壊の帰結を目にしてきたと記事は述べている。信頼はあらゆる人間関係に不可欠であり、あれば人々の協働を可能にし、なければ生産的な行動を困難にすると論じている。著者はこの問題を、裏切り後の夫婦関係での信頼回復になぞらえる。それには何年もかかり、完全な開示、真の悔恨(少なくとも説明)、そして持続的な行動の変化が必要である。
記事は、共和国における公的信頼は指導者から始まらなければならず、トランプ氏を根本的に信頼できない人物だと描写している。トランプ氏が全ての妻に不貞を働き、支持者から合計38億1000万ドルを$TRUMPと$MELANIAのデジタルコインに投じさせ、その価値が97%下落した後、差額を懐に入れたと主張している。ミームコイン——公人やインターネットのトレンドを題材に発行されることが多い暗号資産のカテゴリー——は急激な価格変動で知られ、このトークンの報道された97%の暴落とも整合する。さらに、トランプ氏は第2期就任の最初の1年だけで暗号資産からさらに14億ドルを得たと記事は主張している。関連報道としてYahoo Financeの記事やFortuneの報道がある。
記事はまた、トランプ氏の名のもとに、その指示によって行われた拘禁や殺害に関する主張も取り上げている。1月覆面の捜査員らが、三人の子を持つ母親ルネー・グッドさんと、VA(退役軍人省)のICU看護師アレックス・プレッティさん——両名とも米国市民——をミネアポリスの路上で殺害したと記事は述べている。記事によれば、政権は6か月間、州検察に証拠を引き渡さず、州の捜査官を物理的に阻止した。公表時点で誰も起訴されておらず、著者の描く責任追及の議論が展開する中、両調査の帰結は注視すべき問題となっている。捜査に関する報道はNPRとPBS NewsHourに掲載されている。
著者はこれらの出来事を、50年以上かけて形成されてきたパターンの一部として描いている。記事はいくつかの歴史的な主張を行っている:
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リチャード・ニクソン氏は、1968年選挙の有利のためにベトナム和平交渉を妨害したことで国家反逆に当たるとされ、在任中も繰り返し法を破り賄賂を受け取ったとされる。ジェラルド・フォード大統領はニクソン氏を恩赦し、国の「長い悪夢」は終わったと語ったが、著者はその恩赦が次の局面の始まりにすぎなかったと論じている。
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ロナルド・レーガン氏は、1980年選挙の後まで人質を拘束し続けることでジミー・カーター氏を打ち負かすため、イランと合意したとされる。特別検察官がその国家反逆の疑いの調査を始めると、ジョージ・H・W・ブッシュ氏の司法長官ビル・バー氏は、退任数か月前の1992年のクリスマスイブに、イラン・コントラ事件の6被告を恩赦するよう助言した。ビル・クリントン氏はこれを無視し「未来を見る」ことを選んだ。
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記事は、フロリダ州知事ジェブ・ブッシュ氏が2000年選挙前の数か月間で約10万人の黒人有権者を投票者名簿から削除し、弟ジョージ・W・ブッシュ氏が同州を537票差で「制する」一助となったと主張している。さらに、父が任命した最高裁判事クラレンス・トーマス氏が、その疑いを暴くはずだった再集計を中止する決定的票を投じたとされ、アル・ゴア氏はこの件を見逃したと記事は述べている。
著者は、民主党が公的に責任追及を誓約すべきだと論じている。記事によれば、トランプ氏は第1期に数々の犯罪を犯し、2020年選挙の敗北後はジョージア州務長官に1万1000票超の「見つけ出し」を要求し、副大統領と下院議長の殺害を狙う群衆を事堂に送り込んだという。
記事によれば、ジョー・バイデン大統領の司法長官メリック・ガーランド氏は、ジャック・スミス氏を任命し調査に本格的に取り組むまで15か月待った。著者はこの遅れを不十分で遅すぎたと評する。フォード、クリントン、ゴア、ガーランドの決定は、共和党の違反を見逃すことで制度を守っていると自らに信じ込ませた良識ある人々によるものだったと著者は論じる。著者の見方では、それらの決定はむしろ後の指導者たちに、民主主義への犯罪のコストはわずかしかないという信号を送った。
記事は、ニクソン氏のオーバルオフィスでの賄賂から、レーガン氏のイランとの取引、2000年のフロリダでの疑いのある操作、ホワイトハウスからのミームコイン販売と路上で市民を撃つ捜査員への黙示的な鼓舞へと続く流れを描いている。
そして、民主主義を損なったとして指導者が起訴または罷免された他国に目を向ける。アルゼンチンでは1985年、独裁終結からわずか2年後、軍人たちがまだ政権奪還の能力があるとみられていた時期に、民政法廷で政権ジュンタが裁判にかけられた。韓国では、尹錫悦大統領が、選挙敗北の帰結を回避するため非常事態と戒厳令を宣言しようとしたとされる15か月後に、弾劾、罷免され、無期懲役を言い渡された。記事はNBCニュースの報道にリンクしている。
ブラジルでは、1月6日の米議会襲撃を模したクーデター計画の罪で、前大統領ジャイル・ボルソナロ氏が逮捕・有罪判決を受けた。懲役27年の刑を言い渡され、配下の将軍たちも有罪となった。組織犯罪・汚職報告プロジェクト(OCCRP)がこの事件を報じた。
著者は、こうした国々はいずれも元指導者を起訴した後に崩壊しなかったと論じる。むしろ責任追及が民主的構造を強化したと述べる。アルゼンチン、韓国、ブラジルは今も民主主義国家であり、記事は同様のプロセスが近くハンガリーでも展開する可能性を指摘する。
記事はさらに、南アフリカの真実和解委員会にも言及している。刑事訴追の穏当な代替と見られがちだが、著者は同委員会が寛容であることを目的としていなかったと述べる。完全かつ公開的な罪の告白をしなかった者は投獄されるはずだったが、実際には誰も投獄されず、そのため多くの南アフリカ人が歴史的な傷はまだ塞がっていないと感じていると著者は指摘する。政府は信頼の回復を試みながら、信を損なったと論じている。
記事は、米国人が、以下のような疑われた不正には結果が伴わなければならないと次第に理解していると述べる。プーチンのために米国、ウクライナ、民主主義を裏切ったこと。国庫を略奪し友人や関係者に随意契約を与えたこと。公費で世界中を旅しながら和平交渉を口実に独裁者から数十億ドルを受け取ったこと。カリブ海で非武装の市民を、イランで子どもたちを殺害したこと。選挙資金と引き換えに大気を汚染したこと。政府転覆と2026年選挙の操作を図ったこと。武装した覆面の捜査員を街に送り込み、市民を威嚇・殺害しながら国内最大の諜報組織に再編したこと。そして、2026年選挙に影響を与えようとする億万長者の献金者たちに、国民の借金で賄われる数兆ドルの減税を与えたこと。
著者は結論として、政府への信頼を失った89%の米国人の票を求める民主党は、関係者の起訴を公約しなければならないと述べる。ガーランド氏の遅延、フォード氏の恩赦、クリントン、ゴア、バラク・オバマ氏の見過ごしを終わらせるよう求めている。記事は、トランプ氏、スティーブン・ミラー氏、クリスティ・ノーム氏、ピート・ヘグセス氏、ICE捜査官、暗号資産の仲介者、アブダビの王室関係者、恩赦を購入する者たちを、責任追及の対象として具体的に挙げている。
著者は、新政権の初日に召喚状を発行し、十分な予算を持つ独立検察を設置する立法を行い、アルゼンチン、ブラジル、韓国に倣った公開法廷での公判を実現することを求めている。さらに、腐敗した閣僚級の億万長者とその関係者の弾劾、そして共和党議員の関与の公表も呼びかけている。
記事は、民主党が信頼回復を掲げながら、政治指導者に「もう一度だけの機会」を与え続ける統治をすることはできないと論じている。4人の共和党大統領が政治的権力のために公然と法を破り、国家反逆すら犯してきたこの流れは、終わらせなければならないと結んでいる。著者は読者に投票の準備を促し、記事の拡散とhartmannreport.comへの支援を呼びかけている。原文はAlternetが公開した。