ニュース株式金属株のEBITDAマージン急増、Q1FY27はヴェダンタ・アルミニウム、NALCO、ヒンドゥスタン・ジンクが牽引

金属株のEBITDAマージン急増、Q1FY27はヴェダンタ・アルミニウム、NALCO、ヒンドゥスタン・ジンクが牽引

著者: CNBC-TV18 Markets·

重要ポイント

  • •ヴェダンタ・アルミニウム・メタルは最大のEBITDAマージン拡大を記録し、1QFY27に前年比1,867ベーシスポイント上昇して48.8%となった。
  • •NALCOのEBITDAマージンは1,187ベーシスポイント上昇して51.1%、ヒンドゥスタン・ジンクは1,093ベーシスポイント上昇して61.8%となった。
  • •インドのアルミニウム・亜鉛生産者は概ねロンドン金属取引所(LME)価格をベンチマークとしており、世界の金属市況が四半期マージンにとって重要である。
  • •セクター概況では、LME在庫の増加にもかかわらず銅供給は引き続き逼迫している一方、UAE製錬所の生産回復見通しからアルミニウムの供給懸念は緩和したとされた。
  • •報告は、銀価格とコークス炭コストを、今会計年度の残り期間で亜鉛・鉄鋼生産者が注視すべき主要変数として指摘した。
金属株のEBITDAマージン急増、Q1FY27はヴェダンタ・アルミニウム、NALCO、ヒンドゥスタン・ジンクが牽引

CNBC-TV18 Marketsの主要金属株ランキングによると、インドの上場金属企業は2026-27年度第1四半期(1QFY27、4~6月期)に営業利益率で前年比の大幅な拡大を達成し、ヴェダンタ・グループのアルミニウムおよび亜鉛事業と国営のナショナル・アルミニウム・カンパニー(NALCO)が最大の伸びを記録した。

個別企業では、ヴェダンタ・アルミニウム・メタルが最も顕著な拡大を示し、EBITDAマージンは1QFY27に前年比1,867ベーシスポイント上昇して30.1%から48.8%となった。これに続き、NALCOは1,187ベーシスポイントの拡大で51.1%、ヒンドゥスタン・ジンクは1,093ベーシスポイントの増加で61.8%となった。

EBITDA(利払い前・税引前・減価償却前・無形償却前利益)マージンは営業利益性を測るために広く用いられる指標であり、1ベーシスポイントは0.01%に相当する。インドのアルミニウム・亜鉛生産者の販売実現価格は概ねLME(ロンドン金属取引所)価格をベンチマークとしており、世界の価格動向が四半期ごとのマージンを左右する中核的な変数となっている。

ヴェダンタ・アルミニウムは、総合天然資源企業ヴェダンタ(Vedanta Ltd)のアルミニウム事業である。NALCO(ナショナル・アルミニウム・カンパニー・リミテッド)はインド鉱山省所管の公共企業であり、ボーキサイト採掘、アルミナ精錬、アルミニウム製錬を手掛ける。ヒンドゥスタン・ジンクはインド政府が少数持分を保有するヴェダンタ・グループ企業であり、世界有数の統合型亜鉛生産者であるとともに、鉛および銀も生産している。

企業単位の決算に加え、セクター概況では以下のトレンドが強調された。

  • 銅:LME(ロンドン金属取引所)在庫は増加しているものの、短期的な供給は依然として逼迫。LME倉庫在庫は短期的な金属の供給可能量を測る、広く注視されている指標である。
  • アルミニウム:UAE(アラブ首長国連邦)の製錬所が生産回復を計画しており、供給懸念は緩和。UAEは世界最大級の一次アルミニウム輸出国の一つである。
  • 亜鉛:銀が引き続き収益の主要な牽引要因。銀価格は2025年に史上最高値に上昇し、ヒンドゥスタン・ジンクのような統合型生産者における副産物銀の収益貢献を高めた。
  • 鉄鋼:コークス炭コストの上昇が引き続き主要な圧迫要因。コークス炭は高炉製鉄の主要原料であり、インドの鉄鋼メーカーは必要量の相当部分を輸入している。
  • 鉱業:業績は引き続きまちまち。

この概況で指摘された変数、すなわちLME在庫水準、UAE製錬所の生産回復のペース、銀価格、コークス炭コストは、今会計年度の残り期間を通じてセクターが注視すべき指標である。

出典:CNBC-TV18 Markets