原油価格と米国債利回りの上昇を受け、ダウは上昇もナスダックは下落
重要ポイント
- •ダウ工業株平均は寄り付きで上昇し、S&P500はほぼ横ばい、ナスダックは下落した。
- •原油価格と米国債利回りの上昇は、金利感受性の高い成長株・ハイテク株に重しとなりがちで、これらはナスダックに大きなウエートを占めている。
- •米国とイランの間で高まる緊張が原油高を後押ししており、中東からの供給途絶が世界のエネルギー市場を引き締める可能性があるとして市場は警戒している。
- •投資家は米イラン情勢、原油価格の方向性、米国債利回りの動向を、株式市場センチメントへの主要な影響要因として注視している。

米国の株価指数は、原油価格の上昇、高位の米国債利回り、そして米国とイランの間で高まる緊張を投資家が評価する中、まちまちの寄り付きとなった。
寄り付きでは、ダウ工業株平均が上昇した一方、S&P500はほぼ横ばい、ナスダックは下落した。この分化は市場でよく見られるパターンに合致する。原油価格と債券利回りの上昇は、金利感受性の高い成長株・ハイテク株に重しとなりがちで、これらはナスダックで大きなウエートを占めている。一方、価格主導型のダウはそうした環境では比較的堅調に持ちこたえやすい。原油高は米イラン緊張を背景に進んでおり、主要な産油地域である中東からの供給が途絶すれば世界のエネルギー市場が引き締められるため、市場はこの情勢を注視している。
今後の展開を追う読者にとっての注目変数は、米イラン関係のさらなる動向、原油価格の方向性、そして米国債利回りが上昇を続けるかどうかであり、これらは最近のセッションで株式市場のセンチメントに影響を与えてきた。
出典:CNBC-TV18