URC、NURC持分21%のニッシンフーズアジアへの売却でPCCの承認を取得
重要ポイント
- •フィリピン競争委員会は、URCによるニッシン・ユニバーサル・ロビナ・コーポレーション(NURC)持分21%のニッシンフーズアジアへの売却計画を承認した。
- •取引により、ニッシンフーズアジアのNURC持分比率は70%へ上昇し、URCの持分比率は30%へ低下する。
- •URCによると、株式売却は2027年1月7日に株式の直接売却の形で完了する予定である。
- •買収価格は未確定で、DCF法およびEBITDA倍率に基づく評価方法を用いて2026年12月までに決定される見込みである。
- •URCは、財務報告の変更はNURCの事業運営に影響を及ぼさず、事業は中断なく継続される見込みであると説明した。

ユニバーサル・ロビナ・コーポレーション(URC)は、即席麺メーカー、ニッシン・ユニバーサル・ロビナ・コーポレーション(NURC)の持分21%をニッシンフーズアジア株式会社(NFA)へ売却する計画について、フィリピン競争委員会(PCC)の承認を取得した。この独占禁止法上の承認により、約30年の歴史を持つ合弁事業の経営権を日本のパートナーへと移す道筋が整った。
URCは木曜日の開示資料の中で、「当社は8月25日付のPCC認証書を正式に受領し、本取引が承認されたことを確認した」と述べた。
PCCはフィリピンの国家独占禁止当局であり、同国の競争法に基づいて企業合併・買収を審査する機関である。
承認された売却の対象はNURC株3,969万株。同社によると、取引完了後、NURCにおけるNFAの持分比率は49%から70%へ増加し、URCの持分比率は51%から30%へ低下する。この持ち分の再編により、NURCはURCが過半数を保有する合弁会社からニッシン主導の子会社へと移行する一方、URCは1994年に共同設立した同事業において30%のパートナーとして参画を続ける。
URCによると、取引は2027年1月7日に実施され、株式の直接売却という形で行われる予定である。
同社によると、買収価格はまだ最終決定されておらず、2026年12月までに確定する見通しという。対価は、ゴードン成長法に基づくターミナルバリューを用いたディスカウンテッド・キャッシュフロー(DCF)法と、企業価値をEBITDA(利払い前・税引前・減価償却前利益)で割った倍率という2つの評価方法を用いて決定される。2026年12月の価格確定と2027年1月の取引完了が、持分比率変更の発効前に残された節目となる。
1994年に設立されたNURCは、URCとNFAの合弁会社で、フィリピンで即席麺の製造・販売を行っている。同国最大級の食品・飲料メーカーの一つであるURCは、ゴコングウェイ一族が率いるJGサミット・グループの一員であり、スナック菓子、飲料、簡便食品などを幅広く手がける。NFAは日本の日清食品グループに属し、同グループは即席麺のパイオニアとして知られている。今回の取引により、家庭の必需品であり続ける即席麺市場における日清グループのフィリピンでの足場が一段と固まる。
取引後、NFAはNURCを連結財務諸表に組み込む一方、URCは残存する30%の持分について、適用される現地の財務報告基準に従い持分法により会計処理を行う。この処理の下では、URCは合弁事業の収益や費用を項目ごとに連結するのではなく、NURCの利益に占める持分比率に応じた金額を自己の業績として計上する。
URCは「この財務表示の変更は事業運営に影響を及ぼすものではなく、移行期間中および移行後も事業は中断なく継続される見込みである」と述べた。
現地証券取引所では木曜日、URC株は1.64%下落し、1株60ペソで取引を終えた。
この記事は、BusinessWorldのAlexandria Grace C. Magno記者による報道である。