トランプ政権のMullin長官、Wiles不在中に知人のICE指名を取り付けたと報道
重要ポイント
- •国土安全保障長官Markwayne Mullin氏は、6月27日にSusie Wiles首席補佐官らが不在だった際、Richard "Lance" Schroyer氏のICE指名を推進したと報じられている。
- •Susie Wiles氏は、一般の人々と同じくTrump氏のTruth Social投稿でSchroyer氏の指名を知ったとされる。
- •Schroyer氏、54歳は、指名発表以降、資格、経歴、過去の養育費を巡る疑惑などで注目を集めている。
- •ホワイトハウス報道官は、上級スタッフが不意を突かれたという見方を否定し、指名の決定権は常にTrump氏にあったと述べた。
- •ICE局長は2017年以来、上院承認を受けておらず、7月20日に正式指名書類が提出されたものの、Schroyer氏の公聴会はまだ設定されていない。

Donald Trump大統領の政権で、ある閣僚がホワイトハウス首席補佐官Susie Wiles氏の不在を利用し、長年の知人に要職を与えるための承認を大統領から取り付けたと、PunchUpのTom Latchem氏による報道が伝えている。
大統領への面会や締め出しの可否を大きく左右するWiles氏は、Richard "Lance" Schroyer氏をImmigration and Customs Enforcement(ICE)のトップに指名する件を、一般国民と同じようにTruth Socialの投稿で知ったと報じられている。
約20,000人の職員を抱えるDepartment of Homeland Security(国土安全保障省)傘下のICEは、米国内での移民執行を担い、連邦移民法に違反する人物の特定、拘束、収容、送還を含む。トランプ政権の移民執行政策の中核を成しており、その指導部は国境警備や国内執行を巡る広範な政策論争の焦点となっている。
国土安全保障長官Markwayne Mullin氏は、6月27日土曜日、ホワイトハウスの上級スタッフが不在の中で大統領を訪問した。Latchem氏の報道によると、その日はWiles氏がバージニア州Charlottesvilleで娘Carolineさんの結婚式に出席していた。トランプ氏の移民政策を主導するホワイトハウス顧問Stephen Miller氏と、国境担当責任者Tom Homan氏もその会合には出席していなかった。
Mullin氏はこの機会を使い、長年の協力者で現在の上級顧問でもあるSchroyer氏をICEのトップに起用するよう直接働きかけた。Trump氏は同日遅くにTruth SocialでSchroyer氏の指名を発表し、複数の上級職員が内部の行政ルートではなくSNSで決定を知ったとして「不意打ちだった」と述べた。
54歳のSchroyer氏は、発表以降、ICEのような規模と権限を持つ連邦機関を率いる資格をめぐって厳しい批判を受けている。報道では、関連する職務経歴よりもMullin氏との長年の個人的関係が主な選定理由だったと指摘されている。履歴書や、過去の養育費支払いを巡る争いの疑いについても懸念が示されている。
ホワイトハウス報道官は、上級チームが不意を突かれたという見方を退け、Trump氏は「政権内の空席に誰を指名するかについて、常に決定者だった」と述べた。
Schroyer氏はなお未承認のままである。下院は現在休会中で、公聴会の日程はまだ設定されていない。Trump氏の正式な指名書類は7月20日に上院へ送付された。承認されれば、5月に退任したTodd Lyons氏の後任となる。ICE局長が上院の承認を受けていない状態は2017年以来続いている。