Spyre Therapeutics(SYRE)の株価、Phase 2 RA試験で社内基準未達となり14%下落
重要ポイント
- •SPY072の両用量は関節リウマチのサブスタディでプラセボを上回ったが、単独開発の基準は満たさなかった。
- •SpyreはSPY072を関節リウマチの単剤として前進させないとした。
- •同社は、化膿性汗腺炎向けSPY772プログラムでのIL-17A/F阻害薬との併用を含め、SPY072の併用開発を継続する方針だ。
- •SPY072の乾癬性関節炎および軸性脊椎関節炎におけるPhase 2データは2026年第4四半期に予定されている。
- •SYREは時間外で最大14%下落したが、ウォール街の評価は依然としてStrong Buyで、12カ月平均目標株価は124.73ドル。

Spyre Therapeutics(SYRE)は火曜日の時間外取引で最大14%下落した。同社が、SPY072を関節リウマチの単独治療として前進させないと発表したためだ。ニュースが出る前、株価は約107.36ドルで推移していた。
この判断は、SpyreのSKYWAY Phase 2試験における関節リウマチのサブスタディから得られたトップライン結果を受けたもの。SPY072の両用量は主要評価項目でプラセボを上回ったが、その効果は関節リウマチにおける単剤開発のために同社が設定した社内基準を満たすほどではなかった。
試験結果では、低用量群のDAS28-CRPはWeek 12時点でベースライン比-1.9となり、プラセボの-1.3を上回った。高用量群のACR20反応率は63%で、プラセボの43%を上回った。低用量群のACR50は38%で、プラセボの19%だった。
試験は3群構成で、参加者は合計143人。48人が高用量、48人が低用量、47人がプラセボを受けた。
安全性の面では概ね良好だった。有害事象はSPY072群で27%、プラセボ群で36%にとどまり、ほとんどは軽度または中等度だった。投資家や自己免疫疾患薬パイプラインの注目者にとって、この結果はプログラムが引き続き進行中であることを示す一方、Spyreが関節リウマチの単独路線よりも併用に重点を移していることを意味する。
SpyreはSPY072の開発を全面的に中止するわけではない。同社は、化膿性汗腺炎向けのSPY772プログラムでIL-17A/F阻害薬と組み合わせるなど、併用戦略で引き続き評価すると述べた。この併用試験のデータは2027年後半から2028年初めにかけて公表される見通しだ。
同社には今後の追加材料もある。SPY072の乾癬性関節炎および軸性脊椎関節炎におけるPhase 2データは2026年第4四半期に予定されている。火曜日の関節リウマチ結果を受け、これらの結果は資産の炎症性疾患全般での実力を改めて示すものとして注目される。
Spyreは、今回の結果が、自己免疫疾患における自社TL1A抗体のより広い可能性、特に単独療法ではなく併用構成要素としての可能性を引き続き支持すると述べた。
時間外の下落にもかかわらず、アナリストの見方は変わっていない。SYREに対するウォール街のコンセンサスはStrong Buyで、13件のBuyと1件のHoldに支えられている。
12カ月平均目標株価は124.73ドルで、発表前水準から約16%の上昇余地を示す。
テクニカル面では、発表前のSYREは20日指数移動平均線103.75ドルと50日EMAの96.37ドルの両方を上回っていた。Williams %RもBuyシグナルを示しており、株価が買われすぎではなかったことを示唆していた。
SYREにとって次の大きな注目材料は、2026年第4四半期の乾癬性関節炎および軸性脊椎関節炎のPhase 2データ開示となる。