SpaceX、新たなAIデータセンター候補地としてTexasに注目 計算基盤の整備が加速
重要ポイント
- •Wedbushは、SpaceXがより広範なインフラ拡張の一環として、AIデータセンター向けにTexasの候補地を探していると述べた。
- •SpaceXはすでにMemphisでColossusデータセンターを運営しており、3つ目のMemphis施設を進めているほか、2025年にMississippiで810,000-square-footの倉庫を購入した。
- •アナリストのMatt Bryson氏は、SpaceXが2027年以降に始まるデータセンター計画に向けて、重要な部品を調達していると述べた。
- •Wedbushは、SpaceXのAIインフラ整備が先端チップとサーバーシステムへの需要を通じて、Nvidiaにとって追い風になる可能性があるとみている。
- •SpaceXはAugust 4に、Q2売上高約$6.93 billion、1株当たり損失$0.22を発表すると予想されている。

SpaceXは、新たなAIデータセンターを建設するため、Texasで候補地を探していると報じられている。これにより、Tennessee州Memphisにある複数施設をすでに含む同社のインフラ拠点は大きく拡大することになる。Texasは、利用可能な土地、電力容量、規制環境を背景に、複数のテクノロジー企業による大規模データセンター建設プロジェクトを引き寄せており、魅力的な立地としての存在感を高めている。Wedbush SecuritiesのアナリストMatt Bryson氏は木曜日の顧客向けノートでこの動きを指摘し、同社が業界関係者から得ているシグナルと一致していると述べた。
Bryson氏によると、SpaceXは2027年以降に始まるデータセンター計画を支えるため、大量の部品を調達している。この需要シグナルは、AI計算能力に対する強い需要が続いていることを示していると同氏は述べた。これは、大規模AIモデルの訓練と運用に向けたインフラ整備を各社が急ぐテクノロジー業界全体の傾向とも重なる。
既存のColossusインフラ
SpaceXは現在、MemphisでColossusデータセンターを運営している。Colossus 1は約4カ月の建設期間を経てJuly 2024に開設された。Colossus 2の工事はMarch 2025に始まり、現在はMemphisで3つ目の施設も進行中だ。同社はまた、2025年にMississippiで810,000-square-footの倉庫を取得した。Texasへの拡張は、急速に拡大している同社の運営拠点における新たな重要な一歩となる。
Bryson氏は、SpaceXには最終的に実現する需要を上回る規模を見込んでサプライチェーンを整える傾向があることも認めた。同氏はColossusプロジェクトを例に挙げた。実在し多額の費用を伴うプロジェクトではあるものの、サプライチェーンは当初、さらに大きな規模を想定して構成されていたという。
SpaceXAIがFoxconnに発注したとされる$52 billion規模のサーバー注文が市場で伝えられたが、Elon Musk氏はその後、この数字を「fake news」と退けた。Wedbushはこの数字を額面通りには受け取っていないが、根底にある需要は本物だとみている。
Nvidiaへの影響
Bryson氏は、AI計算基盤の整備はNvidiaにとって追い風になると示唆した。SpaceXが建設しているような大規模データセンターには、先端チップとサーバーインフラが大量に必要となる。Nvidiaは主要なAIインフラ投資と一貫して結び付けられており、Meta、Google、Microsoft、Amazonに加えてSpaceXを含むハイパースケール顧客の拡大する需要が、AIサプライチェーンにおける同社の中核的地位を強めている。Wedbushは、SpaceXの拡張計画を同チップメーカーにとって追加的な追い風とみている。
NVDA株は金曜日に約1.56%下落し、SPCXは市場前取引で小幅安となった。
August 4のQ2決算
SpaceXはAugust 4にQ2決算を発表する予定で、これは同社が上場して以来初の四半期決算となる。Wall Streetのアナリストは、売上高を約$6.93 billion、1株当たり損失を$0.22と予想している。Q1には、SpaceXは売上高$4.7 billion、1株当たり損失$1.27を計上した。
AI投資計画やデータセンターのスケジュールに関するMusk氏の発言は、投資家から厳しく注視される見通しだ。特に、設備投資ガイダンスと計算能力の目標は、AIインフラ分野における同社の競争上の位置付けを評価するうえで引き続き焦点となっている。
SPCXは現在、TipRanksでModerate Buyのコンセンサス評価を得ており、IPO以降の23件のBuy、6件のHold、1件のSellに基づいている。平均目標株価は$239.04で、現在の取引価格を約102%上回っている。