SpaceX、天候を理由にStarship Flight 13を7月24日に延期
重要ポイント
- •南テキサスの気象条件により、SpaceXはStarshipの13回目の飛行試験を7月24日金曜日に延期し、打ち上げは中部時間午後5時45分に設定された。
- •Flight 13は7月16日にも、Super Heavyブースターの複数のRaptorエンジンが点火時に誤作動したため中止され、ハードウェア交換が行われた。
- •搭載される20基のStarlink V3衛星のうち6基には、再突入時の耐熱シールドタイルの性能を撮影するカメラが搭載されており、一部のタイルは欠損した被覆を模擬するため白く塗装されている。
- •延期を受けてSPCX株は時間外取引で1.73%下落し、SpaceXの6月のIPO以降では27%下落している。
- •SpaceXは8月4日に公開企業として初の四半期決算を発表する予定で、投資家はStarshipの開発費がバランスシートに与える影響に注目している。

SpaceXは、Starshipロケットの13回目の飛行試験を7月24日金曜日に延期した。打ち上げはテキサス州Starbaseで中部時間午後5時45分に予定されている。
同社によると、南テキサスの気象条件により、上昇中のStarshipの耐熱シールドを地上から追跡できなかった。より高い動圧下で耐熱シールドの鮮明な画像を取得することは、再使用型ロケット計画の重要な目的であり、木曜日の予報ではそのデータ収集が不可能と判断された。延期後の打ち上げ枠では視界の改善が見込まれている。耐熱シールドのデータは、機体により大きな空力負荷がかかる飛行条件下で、Starshipの熱防護システムがどのように機能するかを評価するうえで中心的な意味を持つ。
エンジン問題に続く2度目の中止
Flight 13はすでに一度中止されていた。SpaceXのエンジニアは7月16日の打ち上げ試行を、Super Heavyブースターの複数のRaptorエンジンが点火時に誤作動したことを受けて取りやめた。
その後、作業チームはハードウェアを交換し、数日間待機していたが、木曜日に天候により再び延期を余儀なくされた。SPCX株は、エコノミストのPeter Schiffが今週、株価急落への警告を発して以降、引き続き圧力を受けている。GoogleのSpaceX持ち分は2015年の投資に由来するもので、同社の業績に結び付いた機関投資家資本の規模も浮き彫りにしている。
Now targeting Friday, July 24 for Starship’s thirteenth flight test, due to weather. A key objective for the flight test is to get clear imagery from the ground of Starship’s heatshield as it flies at a higher dynamic pressure during ascent, which won't be possible with today's… pic.twitter.com/O4qyJaXjVs — SpaceX (@SpaceX) July 23, 2026
Now targeting Friday, July 24 for Starship’s thirteenth flight test, due to weather. A key objective for the flight test is to get clear imagery from the ground of Starship’s heatshield as it flies at a higher dynamic pressure during ascent, which won't be possible with today's… pic.twitter.com/O4qyJaXjVs
SPCX、時間外取引で下落
SpaceXが最新の延期を確認した後、SPCXは時間外取引で1.73%下落し、通常取引での約3%の上昇を打ち消した。同株は同社の6月の新規株式公開(IPO)以降、27%下落している。
Cathie Woodはその2日前、SpaceXを自身のお気に入りの銘柄に挙げ、これまでで最も大胆な予測を示していた。このタイミングは、同社をめぐる見方が分かれていることを示している。
Elon Muskはまた、SpaceXのエンジニアリングデータがGrokの次期モデルの訓練に役立つと述べており、ロケット企業のデータ運用をMuskのより広範な事業帝国と結び付けている。
飛行目標は変更なし
耐熱シールド画像の取得に加え、Starshipは金曜日に予定されている試験で段分離とブーストバック燃焼を完了する必要がある。その後、Super Heavyブースターは外洋上で着陸燃焼を試みる予定だ。
上段機は20基のStarlink V3衛星を展開する計画でもある。これらの衛星は太陽電池アレイを展開し、より広範なStarlinkネットワークに接続するよう設計されている。
そのうち6基の衛星には、再突入時の耐熱シールドタイルの性能を撮影するためのカメラが搭載されている。SpaceXは一部のタイルを白く塗装し、欠損した被覆を模擬するとともに、カメラがより明確に撮影できる目標を設けた。新しい荷重検知タイルは、Starshipが過去の飛行より高い動圧で飛行する際に、機体構造にかかる応力を測定する。
エンジニアはまた、Flight 12のブーストバック燃焼中に33基中5基のエンジンが誤作動したことを受け、ブースターのエンジン再点火シーケンスを変更した。エンジンシーケンスの変更、タイル計測、衛星カメラの搭載を合わせると、Flight 13は純粋な運用打ち上げというより、さらなるデータ収集試験となる。
投資家はSpaceXの決算を待つ
投資家はTeslaの第2四半期決算にも注目しており、今週すでにMusk関連株の値動きに影響を与えている。
SpaceXは8月4日に、公開企業として初の四半期決算を発表する予定だ。この報告では、Starshipの開発費が同社のバランスシートにどのような影響を与えているかが示されるとみられる。
金曜日の打ち上げ枠は90分間で、中部時間午後5時45分に開く。SpaceXは打ち上げのおよそ30分前にライブ配信を開始する見通しだ。