ニュース株式SpaceXの第2四半期売上高は92%増、デジタル資産保有額は11億ドルに減少

SpaceXの第2四半期売上高は92%増、デジタル資産保有額は11億ドルに減少

著者: Tron Weekly·

重要ポイント

  • 第2四半期売上高は前年比92%増の78億ドルとなり、アナリスト予想を上回った。
  • 純損失は5億4,100万ドルに縮小し、調整後EBITDAは35億ドルに増加した。
  • Starlinkの売上高は42億9,000万ドルとなり、契約者数は1,200万人に倍増したが、予想をやや下回った。
  • 人工知能売上高は247%増の25億6,000万ドルだったが、同部門はなお12億6,000万ドルの営業損失を計上した。
  • 四半期の設備投資は183億7,000万ドルに達し、そのうち158億3,000万ドルがAIインフラ向けで、経営陣は2026年末まで同程度の支出が続くとの見通しを示した。
SpaceXの第2四半期売上高は92%増、デジタル資産保有額は11億ドルに減少

SpaceXの第2四半期売上高はウォール街の予想を上回ったが、投資家は同社の積極的な設備投資計画に注目し、決算後に株価は大きく下落した。Space Exploration Technologies Corporation(SPCX)は8月4日の通常取引で9%超上昇したものの、投資家が高水準の設備投資と8月6日に迫る株式放出を意識したことで、時間外取引では7%超下落した。

SpaceXは第2四半期売上高が78億ドルとなり、前年比92%増で、アナリスト予想の約68億ドルを大きく上回った。純損失は前年同期の10億ドル超から5億4,100万ドルへ縮小し、調整後EBITDAは191%増の35億ドルとなった。これらの数字は事業運営の進展を示したが、複数の事業領域で積極的な成長投資を進める中、収益性の改善にはなお課題がある。

Starlinkの第2四半期売上高は42億9,000万ドルで、契約者数は1,200万人に倍増した。契約者数はアナリスト予想の1,219万人をわずかに下回ったが、衛星インターネットサービスへの需要は引き続き堅調だった。一方、人工知能関連の売上高は247%増の25億6,000万ドルとなったが、投資加速の影響で営業損失は12億6,000万ドルだった。

さらにSpaceXは、IPO提出書類で開示した18,712 Bitcoinに関連するデジタル資産の価値が、四半期末時点で11億ドルまで下落し、2025年末比で約33%減少したと報告した。SPCXは決算後に一時的に上昇したものの、株価はなおIPO価格の135ドルを下回っており、初期投資家は含み損を抱えたままだ。

増加する設備投資が好決算を覆う

好決算にもかかわらず、投資家の関心はSpaceXの異例の大規模設備投資に集まった。四半期の設備投資額は183億7,000万ドルで、そのうち158億3,000万ドルが人工知能インフラ向けだった。経営陣は、2026年の残りの期間も同程度の支出が続くとの見通しを示しており、主要事業の売上拡大が続いても、短期的な利益には引き続き圧力がかかるとの見方が強まっている。

アナリストは一般に、この高い投資が人工知能や宇宙ベースのコンピューティングにおけるSpaceXの長期的な競争力を支えるものとみている。ただし、市場は支出が収益性の改善を上回る場合、しばしば否定的に反応する。8月6日のロックアップ解除も不透明感を増しており、取引可能になる株式が増えれば供給が膨らみ、短期的な価格変動を一段と大きくする可能性がある。

戦略的拡大が長期見通しを形成

財務結果に加え、SpaceXは今後の成長を強化するための複数の戦略施策を発表した。同社はNvidiaと提携し、Rubin GPUsとVera CPUsを搭載したStarmind AI1衛星コンピューティング・プラットフォームを開発する。また、AIコーディングのスタートアップCursorを600億ドルで買収することで合意し、Grok 4.5を公開したほか、Starshieldの政府契約で60億ドル超を確保し、AlphabetやAnthropicとの案件を含む141億ドルのクラウドサービス契約も締結した。

NEWS: SpaceX's AI revenue is exploding and the segment just turned profitable on an adjusted basis for the first time. AI revenue hit $2.6 billion, up 247% from a year ago and more than triple last quarter. Adjusted EBITDA came in at a positive $1.1 billion, a first for the… pic.twitter.com/6is4AA9YTi — Muskonomy (@muskonomy) August 4, 2026

これらの動きは、SpaceXが打ち上げサービスにとどまらず、人工知能、クラウドコンピューティング、衛星通信、政府向けテクノロジー契約へと事業を広げる戦略を示している。SpaceXの第2四半期売上高は力強い事業モメンタムを示したが、投資家は今後も設備投資、AIの収益性、8月6日の株式解除、新規提携の実行状況を注視し、同社の長期的なバリュエーションを見極めることになる。