Solana Labs、ニューヨークのインキュベーター第6期の募集を開始
重要ポイント
- •Solana Labsは2026年11月2日、Solanaインキュベーター第6期の募集開始を発表した。ニューヨークで開催される3ヶ月間のプログラムで、2027年3月に開始。
- •受け入れは4〜6チームのみに限定されており、Solana Labsスタッフによる個別きめ細かいサポートを提供することが意図されている。
- •選出チームはSolana Labsメンバーによる実践的なサポート、移転手当、業界リーダーによるメンターシップを受けられ、インキュベーターはEmon Motamedi氏が率いている。
- •第6期の対象は、既存のSolanaチーム、他プラットフォーム上のWeb3チーム、Solanaとの統合を検討するWeb2企業の3カテゴリーで、応募締め切りは2026年12月4日。
- •過去の各期は人工知能、DePIN、ステーブルコインなどの分野を対象とし、卒業生には流動性ステーキングプロトコルのSanctumとMarinadeが含まれ、最初の18卒業生のうち7チームが500万ドル以上を調達している。

Solana Labsは2026年11月2日、Solanaエコシステムで構築するチーム向けの選抜プログラム「Solanaインキュベーター」の第6期募集を開始したと発表した。
このプログラムは2027年3月からニューヨークで3ヶ月間にわたって開催され、受け入れチームは4〜6チームのみ。Solana Labsはレイヤー1ブロックチェーンネットワークであるSolanaの開発を牽引する主要企業の一つであり、インキュベーターは同社スタッフが参加ファウンダーと直接共に作業できる体制で構成されている。
プログラムの提供内容
応募締め切りは2026年12月4日。審査はローリング方式で行われ、早期の応募が選考において有利となる。
選出チームは、Solana Labsスタッフによる実践的なサポート、移転手当、業界リーダーによるメンターシップへのアクセスを受けられる。受け入れ枠を少数に限定しているのは意図的なものであり、同社によると、このプログラムは個別きめ細かいサポートを重視しており、一度に対応できるのは少数のチームに限られるという。インキュベーターの責任者はEmon Motamedi氏。
ニューヨークという舞台選択により、参加者は米国における伝統的金融と暗号資産業界の主要拠点の一つに身を置くことになる。
今回の対象チーム
第6期は3つの応募者カテゴリーを対象としている。第1グループは、現在構築中のプロジェクトを加速させたい既存のSolanaチーム。第2グループは、他のプラットフォームで活動しておりSolanaエコシステムへの移行を検討しているWeb3チーム。第3グループは、Solanaとの統合を検討しているWeb2企業、すなわち従来型のインターネット企業である。こうした対象設定から、インキュベーターはエコシステム内に既にいるビルダー向けの支援プログラムであると同時に、他プラットフォームやWeb3の外部から参入を検討するチームへの入口として位置づけられている。
過去の各期が対象とした分野
これまでの各期は幅広い技術分野を対象としてきた。過去の参加者は人工知能、分散型物理インフラ、ステーブルコイン開発などに取り組んでいる。分散型物理インフラ、通称DePINとは、暗号資産のインセンティブを活用して現実世界のハードウェアを調整するネットワークを指す。また、ステーブルコインは安定した価値を維持するよう設計されたデジタル資産であり、多くの場合、米ドルなどの法定通貨へのペッグを通じて安定性が確保されている。
卒業生の実績
このインキュベーターは、すでに認知度の高いプロジェクトを卒業生に擁している。Solanaエコシステムにおける2つの流動性ステーキングプロトコルであるSanctumとMarinadeは、いずれもこのプログラムを通過した。流動性ステーキングプロトコルは、トークン保有者が資産をステーキングしながら、分散型金融で継続して利用できる取引可能なトークンを受け取ることを可能にする。さらにSolana Labsは、初期の卒業生による資金調達実績も挙げている。インキュベーターの最初の18卒業生のうち7チームが、500万ドル以上の資金調達を達成しているのだ。
第6期の応募は2026年12月4日まで受け付けられている。審査はローリング方式で処理されるため、早期に応募したチームはプログラムの発表されたスケジュールにおいて有利となる。最終的な受け入れメンバー(採択チームとその分野)は、応募締め切りから2027年3月のプログラム開始までの数ヶ月の間に明らかになる。