SIPG Energy、Wallenius Wilhelmsenの新造船にバイオメタノールを供給
重要ポイント
- •SIPG Energyは上海で、メタノールバンカーバージ Hai Gang Zhi Yuan を使い、Arctic Tern に2,800トンのバイオメタノールを供給した。
- •World Fuelによると、バイオメタノールは都市固形廃棄物から現地製造され、認証された炭素強度は25 gCO2e/MJ未満だった。
- •この作業は、国際PCTC事業者向けに上海で現地生産されたグリーンメタノールの、上海港初のバンカリングだった。
- •SIPG Energyは、船対船のメタノールバンカリングサービスをコンテナ船からPCTCへ拡大した。
- •Wallenius Wilhelmsenは、Arctic Tern が発注済みのメタノール対応船7隻の最初の1隻であり、EUKOR Car Carriersのもとでアジア・欧州航路を運航するとした。

上海を拠点とするバンカー供給会社SIPG Energyは、上海で、北欧の海運会社Wallenius Wilhelmsenが保有する二元燃料自動車運搬船に2,800 mtのバイオメタノールを供給した。
このバイオメタノールの供給は、SIPG Energyのメタノールバンカーバージ Hai Gang Zhi Yuan により、船対船のバンカリング作業として Arctic Tern へ届けられた。
この作業に参加した物流会社World Fuelは、バイオメタノールは都市固形廃棄物から現地で製造され、認証された炭素強度は25 gCO2e/MJ未満だったと述べた。
「この作業は、国際PCTC事業者向けに上海で現地生産されたグリーンメタノールの、上海港における初めてのバンカリングとなった」とWorld Fuelは述べた。
SIPG Energyは、船対船のメタノールバンカリングサービスをコンテナ船からpure car and truck carriers (PCTCs)へ拡大したと、同社ゼネラルマネージャーのZhang Da氏は述べた。
「このバンカリングは、中国におけるPCTC向けグリーンメタノール・バンカリングの単一案件として最大規模のSIMOPs [simultaneous operations] の新記録を打ち立て、上海の国際海運向けグローバル・グリーンエネルギー拠点としての地位を構築する上で、さらに一歩前進したことを示す」とDa氏は付け加えた。
メタノール対応船の就航が増えるにつれ、港湾には、通常の貨物荷役と並行して新燃料を支えるバンカー供給、移送手順、連携した作業が必要になるという、海運におけるメタノール導入の実務面も今回の動きは示している。
Arctic Tern は、Wallenius Wilhelmsenが発注したメタノール対応船7隻の最初の1隻である。同船は同社のEUKOR Car Carriers部門のもとでアジア・欧州航路に就航する。
Source: ENGINE,