ニュース株式Sebi調査:FY26に個人F&Oトレーダーの88%が損失、損失総額の92%をオプションが占める

Sebi調査:FY26に個人F&Oトレーダーの88%が損失、損失総額の92%をオプションが占める

著者: Economic Times Markets·

重要ポイント

  • Sebiの調査では、FY26に個人F&Oトレーダーの88%が損失を出し、損失総額は91,685クロール(ルピー)で、その92%をオプションが占めた。
  • FY26は、Sebiが導入した強化された規制——オプションのSTT引き上げ(0.1%へ)、取引所ごとに1本とされた週次指数オプションの満期、指数デリバティブの最低契約サイズの15ラークへの引き上げ——が適用された初めての全会計年度だった。
  • FY26ではプロップデスクが44,000クロールの利益を上げる一方、小口トレーダーが全体の損失の約70%を負担し、個人投資家の取引の相手側にいる資本力のあるプレーヤーの存在が際立った。
  • 以前のSebi調査でも同様の傾向が示されており、FY22では個人株式F&Oトレーダーの89%、FY24では91.1%が損失を出し、FY22~FY24の損失総額は1.81ラーク・クロールに達した。
  • 今回の結果は、デリバティブを「危険は現在は潜在的だが致命的になりうる金融の大量破壊兵器」と警告したウォーレン・バフェットの2002年の指摘を裏付けている。
Sebi調査:FY26に個人F&Oトレーダーの88%が損失、損失総額の92%をオプションが占める

インドのデリバティブ市場に関するSebiの最新調査によると、2026会計年度(FY26、2025年4月~2026年3月)に個人先物・オプション(F&O)トレーダーの88%が損失を出し、損失総額の92%をオプションが占めた。インドの市場規制当局であるインド証券取引委員会(Sebi)の調査では、取引量の減少にもかかわらず、個人投資家の損失は依然として大きかったことが示された。同年の個人の損失総額は91,685クロール(ルピー)に上った。

この結果は、世界で最も取引が活発なデリバティブ市場のひとつからもたらされた。インドの国立証券取引所(NSE)は取引契約数で世界最大級のデリバティブ取引所の一角を占めており、指数オプションがその売買代金の大半を占める。オプションのプレミアムは、それが管理するエクスポージャーのごく一部にすぎないため、オプションには生来のレバレッジが伴い、買い持ちのプレミアムは満期が近づくにつれて通常は時間価値を失っていく。こうした構造的特徴が、参加者にとって利益と損失の双方を増幅させる。

バフェットのF&Oに対する警告

今回の調査結果は、デリバティブに関するウォーレン・バフェットの長年の警告を裏付けている。2002年のバークシャー・ハサウェイ株主への書簡の中で、バフェットはデリバティブを「それを取引する当事者と経済システムの双方にとっての時限爆弾」と呼んだ。同じ書簡で彼は、デリバティブを「危険性が現在は潜在的でありながらも致命的になりうる金融の大量破壊兵器」と表現した。バフェットの書簡は、こうした契約に内包されたレバレッジとカウンターパーティー(取引相手)リスクに焦点を当てたものである。一方、Sebiのデータは、レバレッジの効いた短期限の契約を取引する個人参加者が負ったコストを記録したものである。

インドの規制当局が警鐘を鳴らしている理由

Sebiは、過剰な投機の抑制と小口投資家の保護を目的とした一連の措置を導入してきた。その中には、2024年10月1日に施行されたオプションの証券取引税(STT)引き上げがあり、オプションプレミアムに対する税率は0.0625%から0.1%へと引き上げられた。2024年後半に実施されたその他の措置には、週次の指数オプションの満期を取引所ごとに1つのベンチマーク(NSEではNifty建て契約、BSEではSensex建て契約)に限定したことや、指数デリバティブの最低契約サイズを従来の5~10ラークから15ラークへ引き上げたことが含まれる。FY26はこれらの規制が全面的に施行された初めての会計年度であり、今回の調査は、強化された制度の下での個人投資家の結果を早期に把握する機会となっている。

FY26の結果は、Sebiの以前の調査で記録されてきた傾向をさらに裏付けるものだ。2023年1月のSebi調査では、FY22に個人株式F&Oトレーダーの89%が損失を出し、取引コストを含むトレーダー1人あたりの平均損失は約1.1ラークだった。2024年9月の追跡調査では、FY24における損失を出した個人トレーダーの割合は91.1%とされ、FY22~FY24の損失総額は1.81ラーク・クロールと推定された。デリバティブ取引はゼロサムであり、一方の利益は他方の損失となる。FY26では、小口トレーダーが全体の損失の約70%を負担する一方でプロップデスクが44,000クロールの利益を上げており、個人投資家の取引の相手側で活動するプロフェッショナルで資本力のあるプレーヤーの存在を浮き彫りにしている。Sebiは規制強化と並行してこうした調査を繰り返し公表しており、今後の調査では、現在講じられている措置の下で損失率が縮小するかどうかが明らかになるだろう。

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出典:Economic Times Markets