ニュース暗号資産The Sandbox、ブリッジの70万ドル被害を受けSAND保有者に1:1で補償へ

The Sandbox、ブリッジの70万ドル被害を受けSAND保有者に1:1で補償へ

著者: Cointelegraph·

重要ポイント

  • The Sandboxは、BaseおよびBNB Smart Chain上の対象となるブリッジ済みSAND保有者に、新規トークンを発行せずトレジャリーからEthereumベースのSANDで1:1の割合で返済する。
  • 8月21日の攻撃では、ブリッジメッセージの唯一の検証者になれる設定上の欠陥が悪用され、約1,470万SAND(約70万ドル相当)が流出した。
  • 請求手続きは2週間以内に開始され、さらに2週間受け付けられる。対象残高の72%以上を保有する2つの中央集権型取引所が、影響を受けた顧客に直接補償を配分する。
  • 2つのネットワーク上で発行された339兆枚を超える裏付けのないSANDは隔離されており、ブリッジや償還はできない。EthereumおよびPolygon上のSANDへの影響はなかった。
  • 侵害されたブリッジコントラクトは永久に廃止され、今後のBaseまたはBNB Chain向けブリッジには新しくデプロイされたコントラクトが使用される。
The Sandbox、ブリッジの70万ドル被害を受けSAND保有者に1:1で補償へ

ブロックチェーンゲームプラットフォームのThe Sandboxは、8月21日に発生したブリッジ攻撃でEthereumのボールトから約1,470万SAND(約70万ドル相当)が流出したことを受け、対象となるSAND保有者に1:1で返済することを約束した。

同社は木曜日に公開した事後検証報告の中で、攻撃前にBaseまたはBNB Smart Chain上でブリッジ済みSANDを正当に保有していたユーザーには、同額のEthereumベースのSANDが支払われると説明した。補償はThe Sandboxのトレジャリーから支払われ、新規トークンは発行されない。

請求手続きは2週間以内に開始され、さらにその後2週間受け付けられる見込み。The Sandboxによると、2つの中央集権型取引所が対象残高の72%以上を保有しており、影響を受けた顧客に直接補償を配分するという。

同プロジェクトによると、攻撃者はSANDのBaseおよびBNB Chainコントラクトの設定上の欠陥を悪用し、ブリッジメッセージの唯一の検証者となって裏付けのないトークンを発行できるようになった。The Sandboxは、流出したSANDトークンは約1,470万枚であり、総発行上限30億枚の約0.5%に相当することを確認した。

2つのネットワーク上では339兆枚を超える裏付けのないSANDが発行されたが、これらのトークンは隔離されており、ブリッジや償還はできない。EthereumおよびPolygon上のSANDは今回の件の影響を受けなかった。

この種のブリッジ攻撃はこれまでも暗号資産セクターで繰り返し発生している。あるネットワーク上でトークンをロックし別のネットワーク上で対応トークンを発行するクロスチェーンブリッジは、大規模な資産プールを単一のコントラクトに集中させるため、その検証ロジックが攻撃対象となり得る。代替トークンを新規発行するのではなくトレジャリー資金から保有者に補償するという今回の決定は、過去のブリッジ事件後に複数のプロジェクトが取ったアプローチと共通している。

侵害されたブリッジコントラクトは永久に廃止され、The Sandboxによれば、今後のBaseまたはBNB Chain向けブリッジには新しくデプロイされたコントラクトが使用される。BaseまたはBNB Chain上でブリッジ済みSANDを保有するユーザーには、手続きの開始に合わせて請求受付期間や取引所経由の配分に関する詳細が通知される見通しだ。

発行時点でSANDは約0.04ドルで取引されており、CoinGeckoによれば直近7日間で10.4%下落した。