特別預金枠の終了を控えドル供給が急増、インド・ルピーは週間で上昇して終了
重要ポイント
- •インド・ルピーは金曜日に上昇して終え、特別預金枠の終了を控えてドル流動性が急増する中、週間ベースの上昇を記録した。
- •月末の輸入業者によるドル需要による早期の軟調は、MSCI指数リバランスに伴う資金流入がトレーダーのポジション解消を促したことで反転した。
- •非居住インド人がインドの銀行に外貨建て定期預金を保有できるFCNR(B)スキームは、約650億ドルを調達した。
- •インド準備銀行は2013年にも、通貨圧力時の外貨準備強化のため同様の預金枠を利用した。
- •市場の関心は現在、預金枠が閉じられた後もドル供給の増加が続くかどうか、また原油関連の輸入決済やポートフォリオ flows に移っている。

インド・ルピーは金曜日に上昇して終え、特別預金制度の終了が近づく中でドル流動性が急増したことを支えに、週間ベースの上昇を確定させた。
Economic Times Marketsの報道によると、資金流入がトレーダーのポジション解消を促したことで、通貨の早期の軟調は反転した。ルピーは月末の輸入業者によるドル需要で圧力を受けたが、MSCI指数リバランスに伴う好意的な資金流動が下支えとなった。
当該の特別預金制度は、銀行がドル預金を調達してきた枠組みを指し、インド準備銀行(RBI)による外貨流入強化の取り組みに関連する仕組みである。報道によれば、FCNR(B)スキームは約650億ドルを集めており、関連するEconomic Timesの分析では、ルピーがそれに見合う形で強含んでいない理由が検証されている。FCNR(B)(Foreign Currency Non-Resident (Bank))口座は、非居住インド人がインドの銀行に外貨建ての定期預金を保有することを可能にするものであり、そのため当該預金はルピー需要に直接転換されることなくドル供給を増やす。RBIは過去にも、とりわけ2013年に、通貨圧力が高まった時期に外貨準備を強化するため同様の枠を利用した。
MSCIリバランスは通常、指数に連動するファンドが改定後の指数ウェイトに合わせて保有株を調整する際にポートフォリオ flows を生み出し、リバランス日前後の通貨需要に影響を与えることがある。
ルピーの週間上昇は、輸入需要、指数関連の資金流入、そして国内市場のドル供給を押し上げてきた預金枠の終了が近づく中での各要因の相互作用を、市場参加者が天秤にかけている中で実現した。預金枠の閉鎖を控え、高止まりしていたドル供給が維持されるか縮小するか、また原油関連の輸入決済やポートフォリオ flows など、通貨の方向性を通常左右する要因に関心が集まっている。