Rigetti Computing、David Rivas氏をCOO、Andrew Bestwick氏をCTOに任命し、リーダーシップを再編
重要ポイント
- •Rigettiは、オンプレミス型量子システムの導入、顧客向けエンジニアリング、運用実行を管理する専任のSystems Delivery組織を新設した。
- •David Rivas氏はCTOからCOOに就き、製造、システム導入、ソフトウェアエンジニアリング、事業開発など広範な運用を担当する。
- •Andrew Bestwick氏はCTOに任命され、量子プロセッサー開発、チップ製造開発、ハードウェアエンジニアリングを統括する。
- •Rigettiは、新体制により顧客導入業務を中核のプロセッサーエンジニアリングから切り分け、エンジニアがハードウェア開発により集中できるようにすると説明した。
- •同社株は発表当日に6.15%下落して$15.95となり、RigettiはCepheusプロセッサーの性能と信頼性の向上に引き続き注力している。

Rigetti Computing, Inc.(RGTI)は、増加する量子システムの導入を支え、プロセッサ開発をより明確に推進するため、経営体制を再編した。同社は最高執行責任者(COO)を新設し、エンジニアリング部門と商業部門にまたがる新たな責任を割り当てることで、顧客向け導入業務を中核の量子エンジニアリング機能から分離した。
このリーダーシップ変更は、RGTI株が木曜の取引で一時$17を上回った後、6.15%安の$15.95となったタイミングで発表された。
Rigetti、システム導入に向けて業務体制を再編
Rigettiは、オンプレミス型量子コンピューティングシステムへの需要が高まる中、専任のSystems Delivery組織を新設した。この組織は、システム導入、顧客向けエンジニアリング、運用実行を統括する。これによりRigettiは、導入責任を中核のプロセッサ開発業務から切り分けることを目指す。
同社は現在、9-qubitのNoveraプラットフォームから108-qubitのCepheusクラスシステムまでを提供している。従来はエンジニアリングチームが設置や顧客サポートも担当していたが、新体制ではこれらの責任を専任の運用チームに移す。
Rigettiは、この分業により導入の拡大を支えつつ、エンジニアがハードウェア開発により多くの時間を割けるようになると見込んでいる。同社は引き続き、公表済みの量子技術ロードマップの達成に取り組んでおり、その中にはCepheusプロセッサー・アーキテクチャの性能と信頼性の向上が含まれる。
David Rivas氏をCOOに任命
Rigettiは、2023年2月からCTOを務めていたDavid Rivas氏をCOOに任命した。新設されたこの役職で、Rivas氏は事業全体にわたる運用、商業、顧客対応の各機能を率いる。
同氏の担当範囲には、製造運用、システム導入、ソフトウェアエンジニアリング、事業開発が含まれる。さらに、政府向けプログラム、サプライチェーン運用、アプリケーション、施設、製造活動も統括する。したがってCOO職は、複数の機能を1人の幹部の下にまとめる構造となっており、Rigettiはシステム生産と顧客導入の責任をより明確にするためにこの体制を設計した。
今回の変更は、Rigettiが継続的な研究開発に加えて、より多くの顧客導入を支援する方向へ移行していることを示す。導入活動の増加により、社内全体で運用上の要件が増大した。その結果、Rigettiはシステム導入の指揮をプロセッサーエンジニアリング組織から分離した。
Andrew Bestwick氏をCTOに任命
Rigettiは、Andrew Bestwick氏をCTOに任命した。Bestwick氏はそれまでQuantum SystemsのSVPを務め、同社のCepheusクラス多チップシステムのアーキテクチャを主導していた。
新たな役職では、量子プロセッサー開発、チップ製造開発、ハードウェアエンジニアリングを統括する。改定後の運用体制の下でも、テクノロジー組織はRigetti最大のエンジニアリング部門として位置付けられる。
Rigettiは引き続き、プロセッサー性能を開発戦略の中心に据えている。同社はまた、Cepheus-1-108Qシステムで99.5%の中央値2量子ビットゲート忠実度を目標としている。
Bestwick氏とRivas氏はいずれも、Subodh Kulkarni社長兼CEOに直接報告する。両氏の任命は8月18日に発効した。
今回のリーダーシップ変更は、Rigettiの商業拡大を長期的な量子コンピューティング開発計画と整合させると同時に、導入業務とエンジニアリングの分担を明確にするものとなる。改定後の体制では、同社の導入運用とプロセッサーエンジニアリング組織が、それぞれ別の幹部の下で運営される。
出典: Blockonomi