ニュースマクロ2026年8月、フィリピンの実質最低賃金は名目賃金を24%〜30.2%下回る

2026年8月、フィリピンの実質最低賃金は名目賃金を24%〜30.2%下回る

著者: Bworldonline·

重要ポイント

  • •2026年8月、インフレを考慮すると実質最低賃金は名目の日額を24%〜30.2%下回りました。
  • •インフレによる不足額は1日あたり約107.45ペソ〜181.29ペソの範囲でした。
  • •報告された幅は、地域や業種ごとの最低賃金水準の違いによるものです。
  • •フィリピンの最低賃金は、賃金合理化法に基づき、地域三者労働賃金生産性委員会が賃金命令を通じて設定しています。
2026年8月、フィリピンの実質最低賃金は名目賃金を24%〜30.2%下回る

BusinessWorldのインフォグラフィックによると、インフレを考慮すると、2026年8月時点でフィリピン全域の実質賃金は現在の最低日給を24%〜30.2%下回りました。

ペソ建てでは、インフレ調整後の賃金は、地域三者労働賃金生産性委員会が設定した現在の最低日給と比較して、約107.45ペソ〜181.29ペソ低くなっています。この幅は、全国の地域・業種ごとに異なる現行の最低日給水準を反映したものです。

名目賃金と購買力の乖離

これらの数値は、名目最低賃金とその実質価値――消費者物価の上昇を考慮した場合に、一定の日額で実際にどれだけのものが買えるか――との間の格差を浮き彫りにしています。最低日給で働く労働者にとって、この不足分は、物価上昇が名目日給からどれだけの購買力を奪っているかを示す指標です。

フィリピンの最低賃金は、全国一律の賃金率ではなく、地域ごとに設定されています。賃金合理化法に基づき、地域三者労働賃金生産性委員会――労働雇用省の下で政府、労働者、雇用者の代表者で構成される三者機関――が賃金命令を発行し、各地域の最低日給を定めています。賃率は業種や地域によって異なります。これらの名目賃率の変更は、委員会が発行する新しい賃金命令を通じてのみ行われます。実質賃金(インフレ調整後の賃金)は、物価変動を考慮した場合に名目賃率が実際にどれだけの価値を持つかを測る標準的な指標です。