PBOC、USD/CNY基準レートを本日6.7817に設定(予想6.7262)
重要ポイント
- •PBOCはUSD/CNY中心パリティレートを6.7817に設定し、ロイター予想の6.7262を555 pips(約0.8%)上回った。
- •オンショア人民元は、2014年3月以来、日々の基準値を中心に±2%の範囲で取引が認められている。
- •2015年に改められた仕組みでは、前日の引け値と主要取引相手通貨のバスケットを参考にし、2017年に景気循環調整因子が導入された。
- •オフショア人民元(CNH)はオンショアのバンド対象外であり、オンショア・オフショア間のスプレッドや連日の基準値が政策シグナルとして注視される。
- •PBOCは7日物リバースレポで950億元を1.4%で供給し、今週の公開市場操作は純吸収2720億元となった。

中国人民銀行(PBOC)は、本日の取引セッション向けUSD/CNY中心パリティ基準レートを6.7817に設定した。これはロイター予想の6.7262に対しての設定となる。差は555 pips、約0.8%の人民元安い水準で、市場はこの乖離を注視している。というのも、PBOCはレート算出の詳細を公表しておらず、日々の基準値は中銀の通貨スタンスを読み取る数少ない可視的な指標の一つだからだ。
中銀はオンショア人民元(CNY)について、日々の基準値を中心に上下±2%の範囲で取引することを認めている。このバンドは2014年3月から導入されている。レートは毎営業日に公表され、人民元管理のためのPBOCの主要な手段の一つとなっている。2015年に改められた仕組みでは、基準値は前日の引け値と主要取引相手通貨のバスケットを参考に決定され、場合によっては2017年に導入された景気循環調整因子も含まれる。これにより当局は市場変動を抑制する余地を持つ。中国本土のオンショア市場外で取引されるオフショア人民元(CNH)はこのバンドの対象外であるため、オンショアとオフショアのスプレッドや連日の基準値は、追加的な政策シグナルを探るうえで注目される指標の一つとなっている。
流動性オペレーションでは、PBOCは7日物リバースレポを通じて950億元を1.4%で供給した。リバースレポは中銀が銀行システムの短期資金需給を調整するために用いる通常の手段であり、7日物のオペレートレート自体も短期的な政策シグナルとして注視されている。今週の公開市場操作全体では、純吸収は2720億元となっており、この純ポジションは満期を迎えるオペレーションの規模によって変動する。
Source: ForexLive