OPayの二重上場(ダブルIPO)
重要ポイント
- •TechNext24は2026年10月12日、アフリカ最大級のフィンテック企業OPayがダブルIPOを計画していると報じましたが、上場取引所、時期、規模は本号で入手可能な資料には詳細が記載されていませんでした。
- •ダブルIPO(二重上場)とは、企業が2つの別々の取引所に株式を上場することで、複数の市場で資金調達を行い、投資家層を広げ、国際的な認知度を高めることができます。
- •ナイジェリアの証券規制当局は、優良なナイジェリア企業に対して国内取引所への上場を公に促しており、同国で最も著名な未上場スタートアップが最終的にどこで公開するかをめぐる議論が続いています。
- •OPayは、Operaを創業した起業家である周亜輝(Zhou Yahui)が2018年に設立したラゴス拠点のフィンテック企業で、モバイルマネー、決済、貯蓄、消費者向け融資、そしてナイジェリア最大級のエージェントバンキング網を提供しています。
- •2021年8月、OPayはソフトバンク・ビジョン・ファンド2主導のラウンドで4億ドルを調達し、評価額は約20億ドルとなりました。これは明らかにされた直近の評価額であり、将来的な公開市場での価格付けの基準となります。

ナイジェリアのテクノロジーメディアTechNext24は2026年10月12日、「OPayのダブルIPO」と題した報道を公開し、アフリカ最大級のフィンテック企業であるOPayの新規株式公開(IPO)計画を取り上げました。本号で入手できた記事のコピーには同メディアのニュースレター購読案内のみが含まれており、報道の全文は入手可能なソース資料には含まれていませんでした。元記事はTechNext24で閲覧できます。
「ダブルIPO」とは何か
ダブルIPO(二重上場)とは、企業が2つの別々の取引所、通常は自国市場と外国の金融中心地に株式を上場することを指します。二重上場により、企業は複数の市場で同時に資金を調達でき、投資家層を広げ、株式の国際的な認知度を高めることができます。
ナイジェリア発のテクノロジー企業、同国を代表するフィンテック各社を含め、近年、国内外での上場の可能性が繰り返し議論の対象となってきました。ナイジェリアの証券規制当局は、優良なナイジェリア企業に対して国内取引所への上場検討を公に促しており、同国で最も著名な未上場スタートアップが最終的にどこで公開するかをめぐる議論に拍車をかけています。大陸で最も価値のあるスタートアップの大半が依然として非公開であるため、OPayの規模の企業による公開上場はアフリカのテクノロジー業界にとって画期的な出来事となり、これまで情報として読むことしかできなかった企業の株式に公開市場の投家が直接アクセスできるようになります。
OPayについて
OPayは、ブラウザ開発企業Operaを創業した中国の起業家である周亜輝(Zhou Yahui)が2018年に設立したラゴス拠点のフィンテック企業です。Operaのブラウザ事業は2018年以来ナスダックに上場しています。OPayはナイジェリアの消費者や小規模事業者にモバイルマネーアカウント、送金・決済、貯蓄商品、消費者向け融資を提供しており、同国最大級のエージェントバンキング網を運営しています。これは、近隣の店舗やエージェントが現金の入出金や口座開設の拠点として機能し、銀行支店が少ない地域へ金融サービスを拡大するモデルです。
2021年8月、OPayはソフトバンク・ビジョン・ファンド2が主導する資金調達ラウンドで4億ドルを調達し、SoftBank Ventures Asia、Redpoint China、セコイア・チャイナ(Sequoia China)、IDGキャピタル、Source Code Capitalなどの投資家が参加しました。このラウンドで同社の評価額は約20億ドルとなり、大陸で最も価値のある非公開テクノロジースタートアップの一つとなりました。この20億ドルという数字は、入手可能な報道で明らかにされた直近の評価額であり、将来的な公開市場での価格付けが測られる基準点となります。
同社のIPO計画の詳細は、元のTechNext24の報道に記載されています。対象となる取引所、上場の時期、規模は本号で入手可能な資料には明示されておらず、これらの詳細は元記事または同社の公式開示を通じて確認される必要があります。