Healfica創設者オキキオラ・オイエニイが語るヘルスデータ、AI、ベッドサイドを超えるキャリア
重要ポイント
- •オキキオラ・オイエニイは、ヘルスケア、データ、研究、テクノロジーの交差点で活躍するヘルスケアデータアナリスト兼コンサルタントである。
- •Centre for Population Health Initiativesでの公衆衛生研究からキャリアを始め、HIV予防、B型肝炎ワクチン接種、デジタルヘルス介入に関する仕事に貢献した。
- •データ、AI、デジタルヘルス、研究、テクノロジーを通じてヘルスケアの発展を目指すグローバルコミュニティ「Healfica」を創設した。
- •若者が臨床職によらないヘルステクノロジーのキャリアにもっと早く出会えるようにしたいと考えており、ヘルステックリテラシーの格差を解決したいとしている。
- •テレメディスン企業Mobihealth Internationalの創設者Funmi Adewara博士にインスピレーションを受けており、ケアナビゲーションのための信頼できる健康アクセスプラットフォームを構想している。

ヘルスケアのキャリアを志す多くのナイジェリアの若者は、医師、看護師、薬剤師という一つの道しか見せられてこなかった。目立たないところで静かに支える、はるかに広い世界——ヘルスデータをインサイトに変える人々、デジタルヘルスツールを構築する人々、AIを活用してヘルスケアシステムの意思決定を改善する人々——の存在は、ほとんど知られていない。オキキオラ・オイエニイ(Okikiola Oyeniyi)は、この状況を変えようとしている一人だ。
こうした舞台裏の役割は、医療システムの運営においてますます中心になりつつある。病院、研究機関、ヘルスケア企業が電子記録や分析を活用するにつれ、データとデジタルは臨床の最前線だけでなく、日常の医療提供の一部となっている。
ヘルスケアデータアナリスト兼コンサルタントとして、オイエニイはヘルスケア、データ、研究、テクノロジーの交差点で活躍し、データを通じて健康問題を理解し、より良い意思決定を支援するインサイトを伝えている。
この分野への道は、Centre for Population Health Initiativesでの研究職から始まった。そこで彼女は、HIV予防、B型肝炎ワクチン接種、性感染症、治療、健康教育、デジタルヘルス介入にわたる公衆衛生研究に貢献した。
この仕事は、彼女に拭い去れない問いを突きつけた。利用可能なワクチンや治療があるにもかかわらず、なぜ予防可能な病気で人々が亡くなり続けるのか。そして、同じ都市内でさえ、住む場所によって医療へのアクセスがこれほど異なるのはなぜのか。
その好奇心はやがて彼女をヘルスデータ分析の世界へ、そして後にはHealficaの創設へと導いた。Healficaは、データ、AI、デジタルヘルス、研究、テクノロジーを通じてヘルスケアの発進展を目指すグローバルコミュニティである。Healficaを通じて、彼女は人々が学び、協力し、ヘルスケアテクノロジーのキャリアを探求できる場を作っている。その原動力となっているのは、ヘルスケアのキャリアはベッドサイドで終わる必要はなく、テクノロジーはより良い問いを立て、より良い意思決定を行うもう一つの手段を提供するという確信だ。
日課、ツール、リズム
「私の朝は午前5時30分頃から始まります。日々の祈り、温かいレモン水一杯、メールの簡単なチェック、LinkedInへの投稿とそこでの人とのつながり、そしてその日のやるべきことリストの作成です」と彼女は語る。
彼女の仕事環境もその姿勢を反映している。「ノートパソコンが主な作業場で、そのそばに研究、コンテンツ、仕事に関するすべてに使うスマートフォンを置いています。思いついたアイデアをすぐに書き留めるのが好きなので、ノートも手元に置いています」と彼女は言う。
彼女のツールキットは幅広い。Microsoft Excel、Power BI、SQL、Python、Google Workspace、Notion、Canva、PowerPoint、Slack、Zoom、ChatGPT、Claude、Zapier、REDCap。これらを総合すると、典型的なヘルスデータスタックが見えてくる。分析とダッシュボードにはExcelとPower BI、データベースにはSQL、プログラミングにはPython、研究データの収集にはREDCap——それに加えて、コラボレーション、デザイン、自動化ツール、そしてChatGPTやClaudeのような汎用AIアシスタントだ。
勢いが落ちたときは、離れて一歩引く。「仕事から離れて休憩を取ります。今進めているプロセスを好きになるために、自分が築こうとしている未来を思い返すようにしています。また、他の人々がどのように問題を解決しているのかを研究し、驚くべきものを築いている女性たちのストーリーを読みます。それが続ける力になります。時にはノートを見返して、これまでの研究やアイデアの草案から、すぐに何かを拾い上げることもあります」と彼女は語る。
手放せないアプリを尋ねられると、彼女はまずWhatsAppを挙げた——ただし留保付きで。「WhatsAppは好きではありませんが、私の生活の多くはそこで展開しています。コミュニティ、クライアントとのやり取り、仕事の会話、家族との連絡、すべてです。また、Spotifyなしでは一日も過ごせません。毎日音楽を聴いて気分を高めています。それがより良く働くためのエネルギーになります」と彼女は言う。
つながるケアへの願い
「医療提供者、サービス健康情報、患者の経路を一つの場所にまとめる、信頼できる健康アクセスプラットフォームがあればいいのにと思っています」と彼女は語る。
「ヘルスケアの苛立たしい点の一つは、助けが必要だと分かっていても、どこに行けばいいのか、どんなサービスがあるのか、どの提供者を信頼すべきなのか、次に何をすべきなのかが分からないことです」と彼女は説明する。よく設計されたプラットフォームは、人々が適切なケアをより早く見つける手助けをし、医療機関が必要としている人々にリーチする手助けをし、健康情報をより理解しやすくすることができると彼女は主張する。彼女が描くようなツールはケアナビゲーションに分類される。デジタルヘルスの一つで、人々が適切なサービスを見つけてたどり着けるよう支援することに焦点を当てた分野だ。
一つの問題を解決できるなら、オイエニイは若者の間のヘルステックリテラシーの格差に取り組みたいと考えている。「私たちの多くは、ヘルスケアのキャリアといえば主に医師、看護師、薬剤師などの臨床職になることだと教えてられて育ちました。ヘルスデータ、健康情報学、デジタルヘルス、人工知能、研究、プロダクト開発など、テクノロジーのさまざまな分野で舞台裏を支える人々の存在は、必ずしも紹介されてきませんでした。若い人たちには、こうした道をもっと早く知ってほしいのです」と彼女は言う。
健康情報学、デジタルヘルス、ヘルスデータサイエンスといった分野は、専攻の学位プログラムや専門家コミュニティを持つ認知された学問分野へと発展してきた。若い人たちが教室で出会うよりずっと早くこの現実に触れるべきだと彼女は信じている。
彼女の答えは野心的だ。「若い人たちがヘルステックのさまざまなキャリアについて学び、必要なスキルを理解し、すでにその分野で働く人々と出会い、実践的な経験を積み、同じ興味を持つ他の若者たちと一緒に作り上げていける、グローバルなプラットフォームとエコシステムを構築したいです。これがヘルスケアの未来を形作ると信じています」と彼女は語る。
自分のテーブルを作る
ナイジェリアのヘルステック業界の中で、彼女がインスピレーションを得ているのは、Mobihealth Internationalの創設者であるFunmi Adewara博士だ。同社はテレメディスン——電話やデジタルプラットフォームを通じて臨床サービスを遠隔で提供し、物理的な診療所を超えてケアを広げる手法——を軸に構築されたヘルステック企業である。「彼女がヘルステックで築いてきたもの、特にテレメディスン、健康教育、医療アクセスへの取り組みに感銘を受けています」とオイエニイは言う。「彼女はまさにTHE BLUEPRINT(手本)です。彼女の仕事は、ヘルスケアの問題を見出し、それに対応するクノロジーを大規模に構築するとはどういうことかを教えてくれました」。その仕事は、プロダクトの構築にとどまらないと彼女は付け加える。「テクノロジーがどうすれば人々の医療アクセスを向上させられるのかという、より大きな問いなのです」。
オイエニイは自分の仕事に一つの指針を持ち込んでいる。「テーブルに席を得られないなら、自分のテーブルを作り、人々を招いて一緒に座ればいい」。それは、自分が必要とする場所を誰かが作ってくれるのを待つ必要はなく、自分で作り、他の人々にもそこに居場所を確保できるということを彼女に思い出させる。「それがHealficaを始めた理由の一つです」。
最も学びたい人物として彼女が挙げたのは、Valerie Okorie博士だ。「彼女の歩んできた道、ヘルスケアとテクノロジーの交差点で働くという決断を形作った経験、そしてヘルステック分野で築いてくる中で学んだことを、もっと詳しく伺ってみたいです」と彼女は言う。