Nvidia、Salesforce、CrowdStrike、OktaがAI主導の株価上昇をリード
重要ポイント
- •Nvidiaは四半期売上高962億ドル、調整後1株当たり利益2.22ドルを発表し、いずれもウォール街の予想を上回った。
- •Nvidiaの強気の見通しは、Intel、Micron、Broadcomなどを含む半導体株全体の上昇を後押しした。
- •Salesforceは、AI・データ製品への需要とAnthropicとの提携深化に支えられた予想超の決算を受け、通期見通しを引き上げた。
- •CrowdStrikeは約14.7億ドルの売上高を報告し、この四半期を同社史上最も強い四半期と評して通期見通しを引き上げた。
- •Oktaは、企業がAIエージェントを保護するなかでID管理ツールへの需要が高まり、業績見通しを引き上げた後、約25%上昇した。

要点
- Nvidiaは四半期売上高962億ドルの計上と強気の見通しを受け、約7%上昇
- SalesforceはAI製品への強い需要とAnthropicとの新たな提携を背景に約20%急騰
- CrowdStrikeは売上高14.7億ドルで過去最高の四半期を記録し、通期見通しを引き上げ
- OktaはAIエージェント・セキュリティ需要の高まりを受けて見通しを引き上げ、約25%上昇
- Intel、Micron、Broadcomなどの半導体株はNvidiaの決算を受け上昇
Nvidia、AI支出が引き続き堅調で好調な四半期決算を発表
Nvidiaは、四半期売上高962億ドルを計上してウォール街の予想を上回り、株価が約7%上昇した。調整後1株当たり利益は2.22ドルで、こちらも予想を上回った。
同社は強気の業績見通しを示し、ハイパースケーラーやテクノロジー企業がAIインフラへの大型投資を続けていることを裏付けた。AIモデルを支えるコンピューティングシステムを供給するNvidiaのデータセンター部門が収益の大半を占めており、四半期ごとの決算はテクノロジー業界全体のAI設備投資を測る指標として注目されている。S&P 500における最大級の構成銘柄の一つであるため、Nvidiaの株価動向は市場全体を動かしうる。
今後、投資家はNvidiaの最新システムへの需要、粗利益率、そして次世代製品がどれほど迅速に拡大するかに注目することになる。
決算は半導体株全体への買いを誘発し、Intel、Micron、Broadcomに加え、CoreWeaveやNebiusなどのAIクラウドインフラ関連銘柄も上昇した。MicronはAIアクセラレータと組み合わせて使われる高帯域幅メモリの大手サプライヤーであり、Broadcomは同じデータセンターに搭載されるネットワークチップやカスタムシリコンを販売している。Nvidiaへの需要の強さは、業界全体でメモリ、ネットワーク、サーバー、データセンター容量への支出が続くことを意味する。
Salesforce、AI製品の成長とAnthropicとの提携で急騰
Salesforceは、予想を上回る決算を発表し通期見通しを引き上げたことを受け、株価が約20%急騰した。同社はAIおよびデータ製品への需要の高まりをその要因として挙げた。
この決算は、AIが従来のエンタープライズソフトウェアを脅かす可能性があるとの懸念を和らげ、むしろAIが同セクターの成長ドライバーになりつつあることを示唆している。
Salesforceは、ビジネス環境で自律型AIエージェントを展開するためのプラットフォーム「Agentforce」(2024年末に発表)の構築を進めており、最新の数字はこの投資が成果を出し始めていることを示している。同社はさらに、AIモデル「Claude」ファミリーを開発するAnthropicとのより深いパートナーシップを発表し、AI分野での実績を強化した。投資家はAI支出が実際の新規収益につながる証拠をますます求めており、今四半期はそれを提示する結果となった。
CrowdStrike、AIエージェント・セキュリティ需要で過去最高の四半期を記録
CrowdStrikeは、経営陣が同社史上最も強い四半期と評する決算を発表した後、株価が急上昇した。売上高は約14.7億ドルで、同社は通期の業績見通しを引き上げた。
主要な成長ドライバーは、AIエージェントをめぐるセキュリティ需要の高まりである。企業が自律型ソフトウェアシステムを導入するにつれ、その保護はより複雑になっている。企業は現在、従業員やデバイスだけでなく、機密データにアクセスしうるAIシステムも保護しなければならない。CrowdStrikeのFalconプラットフォームはすでに企業のエンドポイントやクラウドワークロードを保護しており、自律型エージェント向けの保護を追加できる導入基盤を有している。
CrowdStrikeはこのトレンドを背景に通期見通しを引き上げた。この決算は、サイバーセキュリティがAI支出サイクルの最も強力な二次的受益者の一つであるという位置づけを裏付けるものであり、投資家は今後の四半期にエージェント関連の需要がサブスクリプション指標にどの程度反映されるかに注目するだろう。
Okta、AIエージェントがIDセキュリティ支出を牽引し25%上昇
Oktaは、ID管理ツールへの需要を背景に業績見通しを引き上げた後、株価が約25%急騰した。同社は、企業のデータやアプリケーションにアクセスできるシステムとユーザーを企業が管理するのを支援している。
職場でAIエージェントが普及するにつれ、IDセキュリティの重要性は一段と高まっている。企業は、自律型ソフトウェアが自社システム内の何にアクセスでき、何にアクセスできないかを正確に検証する必要があり、Oktaの技術はまさにその経路上に位置するため、企業向けAIインフラの中核を担いうる存在とみられている。
株価の強い反応は、投資家がAIを半導体メーカーにとどまらずID管理分野の成長触媒とみなすようになったことを示唆している。この日の動きを総合すると、シリコン、エンタープライズアプリケーション、そしてそれらを保護するセキュリティ層というAIスタック全体に及んでおり、この幅の広さは、AI支出がチップを製造する企業の枠を超えて拡大していることを示している。
出典:CoinCentral